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ゼロ・ウェイストとは?ごみを出さない工夫で地球のためにできること

2021.07.21

ゼロ・ウェイストとは?ごみを出さない工夫で地球のためにできること

地球環境問題が深刻化するなか、ゼロ・ウェイストという考え方が、最近注目を集めています。言葉の通り、ごみを限りなくゼロに近づけるライフスタイルですが、ゼロは難しくてもレス(少なく)することは可能なはず。そのための工夫やアイデアをご紹介します。

ゼロ・ウェイストとは

スパイスやスーパーフードが入ったたくさんの瓶

ゼロ・ウェイストとは、「無駄・ごみ・浪費をなくす」という意味で、その考え方や取り組みのこと。

そんなゼロ・ウェイストなライフスタイルの火付け役とされているのが、カリフォルニア在住のベア・ジョンソン氏です。一年間で1リットルの瓶ひとつ分。これが彼女の家族4人が出したごみの量だなんて信じられますか!?

いきなり「ごみゼロ」を目指すのは極端ですが、本気でやればここまで可能だということ、そしてそのためには抜本的な習慣の改革が必要になることがわかります。ゼロではなくレス、ごみを減らす意識を持つことから始めてみてはいかがでしょう。

5つの「R」

リユースと書かれたエコバッグ

ベア氏によるとゼロ・ウェイスト・ライフの中心にあるのは、守るべき5つの「R」だと言います。優先順位の高い順に「Refuse(断る)」「Reduce(減らす)」「Reuse(繰り返し使う)」「Recycle(資源化)」「Rot(堆肥化)」

(1)「Refuse(断る)」

ティッシュペーパーや無料サンプルの配布や、郵便ポストに大量に届くチラシやDMの数々。ゴミ箱に直行しがちなこれらをまず受け取らない選択を。

(2)「Reduce(減らす)」

セールではつい余分なものまで買ってしまい、結果使い切れないなど思い当たることはありませんか。お得感に惑わされず本当に必要かどうかを見極めること。

(3)「Reuse(繰り返し使う)」

「壊れたら新しいものを買えばいい」と考えてしまうかもしれません。でもこれからはひとつのものを修復しながら長く使うことや、リサイクルショップを活用するなど「使い切り」にならない工夫を。

(4)「Recycle(資源化)」

リサイクルは今や日本では馴染みのごみ処理法。でも実はかなりの手間やコストがかかるなど、色々と課題が残るようです。そのため優先順位は低めです。

(5)「Rot(堆肥化)」

どれだけ意識しても生活する以上、生ゴミは出てしまうため、その処理方法が重要に。堆肥化(コンポスト)すれば、生ごみを焼却する際の二酸化炭素の排出を防げるうえに循環させることができます。

これら5つの「R」を意識の中にインプットしておくと、日常の中で取るべきアクションが自ずとわかるはずです。

今なぜゼロ・ウェイストが注目されるのか

今、世界で広がりをみせている取り組み「SDGs」のひとつにも、「気候変動に具体的な対策を」とあります。「SDGs」とは「Sustainable Development Goals」の略称で、2030年までに達成するために掲げた「持続可能な開発目標」のこと。
ゼロ・ウェイストは私たちの暮らしに密接しているごみのことだから、誰にとっても比較的始めやすい「SDGs」達成に向けてのアクションとも言えます。

日本のごみ事情を知ることから

ポイ捨てされた空き缶やゴミ

環境省によると、2018年における日本全国のごみ総排出量は4,272万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は918g(出典:環境省ホームページ)。

先ほどのゼロ・ウェイスト・ライフの提唱者、ベア・ジョンソン氏の4人家族のごみの排出量は1年で約1リットル(1,000g)で、日本における1人1日当たりのごみの量とほぼ同量となっています。

日本のリサイクルとは

日本はごみの分別が細かく、リサイクル技術は先進的だと言われています。
ただ、リサイクルのために、資源ごみを回収・運搬・加工するといった膨大な手間とコスト、エネルギーが必要とされます。

また、日本では、焼却で生じた熱を再利用する「サーマルリサイクル」を進めていますが、欧米では「何度も使えるもの・こと」をリサイクルとしているため、「サーマルリサイクル」はあくまでも熱を回収しているだけという判断により、リサイクルとは差別化されているようです。
このようにごみが手から離れた後のことや、国によって捉え方が異なっていることも頭に入れておきたいですね。


ライター

榎田 京(mia)

ナチュラルライフ探求ライター/オーガニック料理ソムリエ。旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページのグルメ記事を主に担当。今は自然に沿った生き方を実践しつつ各媒体で執筆中。海のある暮らしに憧れています。

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