カテゴリをみる
コンテンツをみる
taiwan taiwan magazine
【エシカル消費とは?】持続可能な暮らしのために消費者ができること

2021.03.01

【エシカル消費とは?】持続可能な暮らしのために消費者ができること

エシカルやエシカル消費という言葉を、最近よく目にするようになりました。エシカルとは「倫理的な」という意味を持つ形容詞。エシカル消費とはその考え方を踏まえた消費活動を指します。地球や誰かのために少し優しい気持ちで消費することを心がけてみませんか。

エシカル消費とは

エシカル消費

エシカル(Ethical)とは「倫理的な」という意味で、持続可能に暮らすために必要不可欠な概念。言葉の持つ一般的な意味を含みつつ、地球環境や社会、生産者などに配慮した考え方のことです。
エシカル消費とは、そこに意識を置いた買い物や消費活動を指します。

日本のエシカル消費の現状

エシカル消費という言葉が日本で使われ出したのはここ数年のため、まだあまり浸透していないかもしれません。

でも最近では大手の飲食業界やファッション業界でも「持続可能」をコンセプトとしたエシカル商品をよく目にするようになりました。
これらは世界で掲げた、2030年までの達成目標「SDGs」への取り組みにも繋がるため、企業や個人の商店も意欲的に取り組んでいるようですね。

またニールセンによるサステナビリティに関する調査(世界60ヶ国対象、2015年調べ)では、66%の消費者がサスティナブルなブランドに対し「より高くても積極的に支払う」と答えていて、その割合は2013年より年々高まっています。

本物を見極める目

サスティナブルやエシカルな視点が注目され、巷には「エシカル商品」と謳う商品が増えつつあります。
ただオーガニック商品でもそうですが、それが本当に環境や社会にいい商品なのか、消費者がその背景までリサーチしてしっかり判断することが大切に。ちなみにイギリスでは見極めるための基準を設けているのだとか。日本でもこの動きに続きたいところ。

私たち消費者ひとりひとりが意識的に選ぶという行動が、これからのエシカル消費の発展に繋がるのではないでしょうか。

エシカル消費という社会貢献

エシカル消費

今の日本は、大量生産、大量消費な社会と言えます。確かに安くて簡単に手に入るものは便利で助かる場面も多いのですが、それらの商品が生まれた背景を考えてみたことはありますか。想像力を使ってみることから、エシカル消費は始まります。

エシカル消費がなぜ社会貢献に繋がるかというと、世界に蔓延している不公平な社会問題を解決するきっかけになるから。
例えば私たちが日常的に購入しているコットンやコーヒー、カカオなどはその多くが途上国で作られています。その生産背景には児童労働や労働搾取、環境破壊などの問題が潜んでいる場合が多く、消費者は知らずにそれらの負の循環に加担しているのかもしれないのです。

もちろん知るだけでは解決しませんが、今まで他人事として捉えていた人の意識がひとりでも多く変わることが大切ではないでしょうか。

今までの「エシカル」なイメージを覆す

エシカル消費

オーガニックやフェアトレードなどの商品は、環境や人権問題を意識した消費者へはアピール力があるものの、一般的な消費者にとっては「環境にいいことはわかっていても高いし、見た目もいまいち」などといった課題があり、なかなか浸透しないのが今までの現実だったのかもしれません。

最近ではエシカルファッションショーが日本でも開催されるなど、地球に優しい素材かつ人権が保たれた生産方法で、デザイン性にも優れたファッションや製品が増えてきています。

特に世界で二番目の環境汚染産業とされるファッション業界の、エシカルファッションには注目したい理由がたくさん!
例えば間伐材やオーガニックコットンといった素材や、水を汚さない特殊技術、環境再生型有機農法などを用いたファッションなどがあり、まだまだ耳慣れない言葉が多いですが、大手のファッションメーカーも積極的に取り入れているので、私たちの目の前に並ぶのももうすぐかもしれません。

具体的なエシカル消費とは

エシカル消費

具体的にはどのような買い方が、エシカル消費になるのかいくつか例を挙げてみます。

参加したい消費活動

「持続可能に繋がること」という観点で消費を見直すと、見えてくるものがきっとあるはず。このとき環境問題だけでなく、人権問題も含まれるのがエシカル消費の大きな特徴かもしれません。

例:
・地産地消活動
・障がい者支援
・被災地支援
・オーガニック製品を選ぶ
・エコカーの使用
・リサイクル製品を選ぶ

マークを買い物の目印に

エシカル消費についてわかりやすい指標が必要なら、これらのロゴを目印に購入するところから始めてみて。
「買い物は未来への投票」という言葉の通り、私たち一人ひとりが選ぶもので、これからの未来が創られていくと言っても過言ではないのです。

・国際フェアトレード認証ラベル
開発途上国の生産者への適正価格の保証や、人権・環境に配慮した基準が守られているなど、社会的、環境的、経済的基準について国際フェアトレード基準を満たしている認証。「FAIRTRADE」と記されています。

・エコマーク
地球を包み込む腕のロゴが目印。生産から廃棄までのあいだ、地球負担が少ないものに貼られています。

・MSC
通称「海のエコラベル」。海の環境を守りながら獲られた天然の水産物に付けられます。

・FSC(R)認証マーク
限りある森林資源を配慮し調達された林産物への国際森林認証制度です。

・レインフォレスト・アライアンス認証
サスティナブルを意識した農産物の商品に貼られるマークです。コーヒーや紅茶、バナナなどによく見かける、緑のカエルが真ん中にいるロゴが目印。

・有機JASマーク
農薬や化学肥料などに頼らず、できるだけ自然に沿った方法で生産された食品に貼られる、オーガニック認証です。
農産物だけでなく、加工食品や畜産物にも付けられていて比較的よく目にするマーク。

まとめ

エシカル消費についてとその方法をいくつかご紹介しました。
環境や社会問題に興味はあるけれど何ができるかわからないという人も、エシカルな視点を取り入れた消費活動ならできそうな気がしませんか。
目の前のことだけでなく、その背景にまで想像力を働かせてみると見えてくるものがあるかもしれません。


榎田 京(mia)

ライター

榎田 京(mia)

ナチュラルライフ探求ライター/オーガニック料理ソムリエ。旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページのグルメ記事を主に担当。今は自然に沿った生き方を実践しつつ各媒体で執筆中。海のある暮らしに憧れています。

このライターの記事をもっと読む

関連記事