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首こりを解消したい!首がこる原因とデスクでできる簡単ストレッチ

首こりを解消したい!首がこる原因とデスクでできる簡単ストレッチ

「デスクワークをしていると首が重たくなる」、「首が痛くて頭痛がする」このような悩みを抱えていませんか。もしかするとそれは、首こりからきている症状かもしれません。デスクに座ったままできる首こり解消に効果的な方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

長時間のパソコン作業やスマホ操作など、現代人に多い首こり。
放置して重篤化するとさまざまな症状を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

こちらでは、首こり解消に効果的な方法について体の専門家である理学療法士が解説していきます。デスクに座ったままできる簡単な方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

首こりとは?

首こりとは、頭と首を繋いでいる筋肉の緊張が高くなり、血流が悪くなったり、筋肉が硬くなったりすることで生じます。
一般的にいわれている肩こりよりも、首から頭に限局された部位に症状がでるのが首こりです。

首の後ろには、「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」と呼ばれる筋肉が存在しています。ちょうど、耳の穴~耳たぶあたりの高さにある筋肉で、首の深層に位置して、頭を支えたり、顔を上下左右に向けたりする際に働く筋肉です。
この後頭下筋群の緊張が高まり、筋肉がこり固まることによって、首こりが生じるのです。

首こりの原因?

首こりは、さまざまな原因によって起こります。首こりが生じてしまう原因についてみていきましょう。

【原因1】目の疲れ

後頭下筋群は目の動きと連動して働くという特徴があります。そのため、パソコン作業で目線をあちこちに移すことが多ければ、その分後頭下筋に疲労が蓄積されます。長時間モニターを見る作業や、視線をあちこちに向けるような動きによって眼精疲労になることが、首こりの原因のひとつに挙げられます。

【原因2】頭が前に出た姿勢

背骨に対して、頭部が前に位置する姿勢を「フォワードヘッドポスチャー(FHP)」といいます。この姿勢は、デスクワークやスマホを見ている時など、猫背になることで生じやすいのが特徴です。頭が背骨に対して前に出た分だけ、頭の重たさが首にのしかかります。その重たさを支えるのが後頭下筋になるため、その姿勢が続くことで首こりが生じてしまうのです。

【原因3】頭皮の硬さ

頭皮は筋膜によって首や肩と繋がっています。そのため頭皮が硬くなると、繋がりのある首や肩の筋肉も硬くなり、首こりの原因となるのです。髪を後ろに強く引っ張った状態で束ねていたり、分け目が常に同じ向きでいたりすることで頭皮の動きが悪くなることがあります。

【原因4】過度なストレス

首こりは精神的なストレスによっても生じることがあります。ストレスは自律神経のバランスを崩す要因になり、常に体が興奮状態に陥ります。すると、筋肉も緊張した状態になるため、首こりを引き起こしてしまうのです。

首こりが悪化すると……

首の後ろには、大切な神経が通っています。そのため、首こりが重症化することによってさまざまな症状が起こる可能性があります。首こりが悪化すると生じてしまう症状についてみてみましょう。

【症状1】頭痛・吐き気

首こりによって固まってしまった筋肉が、血管や神経を圧迫してしまうと頭痛や吐き気が生じる場合があります。頭痛の発生に関係する「大後頭神経(だいこうとうしんけい)」という神経は、後頭下筋を貫いて走行しているため、首こりから来る頭痛の多くの原因といわれています。

【症状2】手の痺れ

首の骨である「頸椎(けいつい)」からは、枝分かれした神経が通っています。首こりが重篤化すると、頸椎の関節の動きが悪くなったり、変形を起こしたりして、枝分かれした神経を圧迫してしまいます。すると手にしびれや痛みが起こるのです。

【症状3】筋力低下

手の痺れと同様、枝分かれした神経の圧迫によって、手の力が弱ったり、脱力してしまったりする症状が起こることがあります。筋力低下まで生じている場合は、重症化している可能性があるので、早期に病院を受診することをオススメします

首こり解消に効果的なストレッチ方法

では、首こり解消に効果的なストレッチ方法を紹介します。全てデスクで座りながら簡単に実践できる方法でお伝えしていきます。


ライター

rana

理学療法士となり12年目。現在は整形外科にて勤務し、腰痛や膝痛などを有する患者さんのリハビリに日々奮闘中。webライターとしても活動し、健康、医療分野を中心にこれまで多数の記事を執筆しています。

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