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【水害対策】大雨・洪水・土砂災害に備えるには火災保険でいいの?

公開:2021.07.13 更新:2021.07.19

【水害対策】大雨・洪水・土砂災害に備えるには火災保険でいいの?

もともと降水量が多い日本ですが、近年は大雨による被害が増えています。緊急時は高台や安全な場所に避難し命を最優先に守りますが、家や家財も守らなければいけません。家が洪水被害に遭った、土砂災害の被害に遭った、そんなリスクにはどの保険で備えればよいのでしょうか。

水災(水害)を補償してくれる「火災保険」とは

水災を補償してくれる火災保険

住まいに関する水災(水害)を補償してくれるのは「火災保険」です。それでは、「火災保険」について見ていきましょう。

「火災保険」とはどんな保険?

火災保険は、住まいのための損害保険です。火災や落雷、爆発や破裂、水漏れや盗難などで建物や家財が損害を受けたときに補償されます。そして、ここに水災(水害)も含まれます。

水災(水害)に遭うと、家を建て直したり、家具をそろえ直したりが必要です。例えば、“土砂崩れで家が半壊した”、“洪水で家の中に水が入り壁紙や床の張替えが必要になった”、“高潮で床上浸水が起き家具や家電が使えなくなった”、などの被害が考えられます。
こういった被害を被った場合、高額な費用がかかることは安易に予想できますね。

このような、住まいに関するもしもの経済的なリスクをカバーするのが火災保険です。

「火災保険」は、保険の対象を選ぶことができます。建物のみにするのか、家財のみにするのか、建物も家財も両方にするのか。
あらかじめ選んでおいたものが補償の対象となるので、建物も家の中も水浸しでどうにもならない……というケースでも、建物のみを選んでいたなら家具や服などの家財は補償の対象外です。
どの部分をカバーするかは慎重に決めなければいけません。

「火災保険」でカバーできる水災補償とは?

保険会社や保険商品によって、損害保険金の支払い基準などは異なりますが、「火災保険」の一般的な水災補償は以下のようになります。

【洪水】
台風や暴風雨などにより発生する洪水。近くに河川がないから洪水の心配はないというものではなく、突然水量が増加したことにより排水が追い付かなくなった都市型の洪水も含みます。

【高潮】
台風や気圧低下によって海水面が異常に高まり、防波堤を超えて陸地に海水が流れ込む高潮。浸水被害に遭った場合に補償されます。

【土砂崩れ】
大雨やゲリラ豪雨などによる土砂崩れで建物が押し潰されてしまった場合に補償されます。

ハザードマップで災害に備える

ハザードマップで災害に備える

住んでいるエリアの自然災害リスクを知っておくことはとても大切です。洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域などを知り、住んでいるエリアではどのような備えをしておくと安心か、ハザードマップであらかじめ確認しておきましょう。

「火災保険」でどこまでを保険対象にするかは、住んでいる感覚だけでなく、ハザードマップの情報も加えることでより客観的に判断できます。

(参考:国土交通省 ハザードマップポータルサイト

セレクト型の「火災保険」は補償内容に注意!

セレクト型の火災保険は注意

水災(水害)は火災保険で備えることができますが、火災保険の商品によっては水災(水害)を外すことも可能です。
川が近くにないから、高台だから、と水災(水害)補償を外していると、「火災保険」に加入していても補償の対象にはなりません。

セレクト型の「火災保険」は不要な保障を外して保険料を節約できますが、想定外のことが起こったときに補償をしてもらえないので、十分に検討する必要があります。

また、何年も前に契約した保険は内容を忘れていることも。「火災保険」に入っているからウチは大丈夫ね、と安心せず、補償内容はしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

大雨に備える保険まとめ

近年増えている雨による災害。命を守ることを最優先に考え、住まいの被害には「火災保険」で備えておきましょう。
「火災保険」にもたくさんの商品があり、保険の対象を選べるだけでなく、損害保険金の支払い割合を下げることで保険料を抑える特約を付加できるものなどもあります。
補償は手厚く準備したいけれど保険料も無視できないものです。けれど、もしものときに役にたってこその保険なので、住まいのエリアにどのようなリスクがあるのかを確認し、必要な準備はしっかりしておくと安心ですね。

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ライター

二宮 絵美

快適に暮らすこと、賢く暮らすことにアンテナをはっています。ライフスタイル・美容・ファッション・インテリアなど、たくさんのことに興味津々。運動は苦手なインドア派だけれど行動派。資格取得に向けて勉強中です。

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