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家計の見直しは固定費から?お金が貯まらない人にオススメの節約方法

公開:2020.08.24 更新:2020.12.01

家計の見直しは固定費から?お金が貯まらない人にオススメの節約方法

「思い当たる理由もないのに、お金が全然貯まらない」という人にオススメなのが、家計費の見直し。知らないうちに非効率なお金の使い方をしているかもしれません。固定費を削減するメリットと、具体的なチェックポイントを解説します。

「将来を考えて貯金したいけれど、なかなか貯まらない」と悩んでいませんか?
そんな時は収入と支出のバランスをチェックし、家計の見直しをしてみましょう。

家計の見直しはまず支出から。
とくに固定費を見直せば、毎月の出費を大幅に節約できる可能性があるんです!

今回はその理由や、見直しのポイントを紹介します。

支出には固定費と変動費がある

家計簿の見直し

支出は固定費と変動費に分けられます。

固定費とは、家賃や保険料のような定期的に出ていくお金。
変動費は食費や交通費、日用品代などその時々にかかるお金のことです。

家計の見直しをする上で効果が高いのは、固定費と言われています。

その理由を3つご説明しましょう。

なぜ固定費の見直しが大切なの?

節約と貯金

節約できる金額が大きい

一般に節約と聞くと、具体的には「激安スーパーで食材や日用品を買う」、「服はファストファッションで揃える」、「安い美容院で髪を切る」という生活が思い浮かぶかもしれません。

これらの支出は家計簿で言えば、食費、日用品代、衣服費、理美容費などの変動費に当たります。

しかしこれらの変動費は、よく考えると節約効果にはあまり期待できません。
なぜなら食材を少々安く買ったとしても、浮くお金は数十円から数百円程度だからです。

もちろん収入に不釣り合いな高級店を利用しているなら見直した方が良いでしょう。
「塵も積もれば山となる」も馬鹿にできないので、近所にお得なお店があるならそちらを利用するに越したことはありません。

ただし無理な我慢を重ねて変動費を節約するよりは、固定費を見直した方が効果的です。

固定費には家賃や保険料、通信費など、まとまった支出が含まれています。
そのため、数千円から数万円もの節約効果が期待できるのです。

効果が長く続く

変動費は利用のたびにかかるお金なので、節約効果も1回きりで終わってしまいます。

「飲み会に行きたいけれど我慢しよう」、「気になる化粧品が出たけれど買うのは来月にしよう」というのが変動費を節約する効果です。

一方で住居費や保険料などの固定費は、一度見直せば節約効果が毎月、毎年持続します。

手続きなどで手間はかかりますが、長い目で見れば十分に価値のある労力です。

ストレスが少ない

変動費から節約しようとすると、お金を使うたびに罪悪感をおぼえることになりかねません。

買うものがことごとく無駄遣いのように思え、「またついお菓子を買ってしまった」、「なくても困らない物を買ってしまった」と自分を責めるとストレスがたまります。

ですがチョコレートも一輪の花もないような、まったく無駄のない生活はそれはそれで潤いに欠けるものです。

固定費は住居費や通信費など生活の基盤にかかわるものが多いので、慣れればストレスなく過ごすことができます。

固定費の種類と見直しポイント

ここからは、具体的にどのような支出が固定費に含まれるのか、その見直しポイントを見ていきましょう。

  • 家賃
  • 住宅ローン
  • 通信費
  • 保険料
  • 光熱費
  • 車関連
  • 定額サービスやサブスクリプション

家賃

家賃や住宅ローン

支出でも大きな金額を占めることが多い家賃。
一般に、収入に対する家賃の割合が30%を超えていると、家計のバランスが悪いと言われています。

負担が大きいようなら、引っ越しを検討するか、大家さんに家賃交渉をしてみましょう。

引っ越しをする場合は、エリアや立地、駅からの距離、間取り、築年数など、譲歩できそうな条件をもとに探します。
敷金・礼金不要の物件や、仲介手数料や更新料のかからない物件も費用削減に役立ちます。

家賃交渉をする場合、タイミングは契約更新時がベストです。
ただし減額をお願いするには、それなりの根拠が必要。

設備の老朽化やエリアの変化、周辺の類似物件との家賃比較など、交渉材料を揃えた上で希望金額を伝え、冷静にお願いしましょう。

住宅ローン

住宅ローンを組んでいる場合は、繰り上げ返済やローンの借り換えが有効です。

毎月の返済に加えて借入額の一部を返済する繰り上げ返済には、「期間短縮型」「返済額軽減型」の2種類があります。
短期的には出費が増えますが、収入が安定していて見通しが立てやすいなら長期的には利息分が減り、大きな節約効果があります。

2016年にマイナス金利政策が導入されてから、住宅ローンの借り換えを選ぶ人が増えています。
より低金利のローンに切り替えるこの方法は、返済額が多く残っているほど有効です。
ただし手数料などで数十万円の費用がかかるほか、審査があるので注意しましょう。

通信費

インターネットなどの通信費

スマホを大手キャリアで契約している場合、プランの見直しや格安スマホへの切り替えがオススメです。

プランの見直しでは、まずは使用状況を見直して不要なオプションがないか確認するところから始めましょう。
インターネット回線とまとめて契約したり、家族で同じキャリアを使ったりすると安く抑えられます。

格安スマホに乗り換えるなら、SIMフリー端末を用意します。
ただしこれらのプランでは月当たりの使用制限や、時間帯の縛りが設けられていることがあります。
仕事やプライベートでよくインターネットを使う人は、回線の遅さにストレスを感じるかもしれません。事前によく検討しましょう。

保険料

医療保険

生命保険や損害保険など、複数の保険に加入している場合は、金額や保障内容が自分に合っているかをチェックします。

とくに見落としがちなのが、保障内容の重複です。

たとえば医療保険にがん特約がついていて、がん保険にも加入している場合などがこれに当たります。

保険によって一長一短があり、知識のない人がバランスを見極めるのはなかなか難しいので、保険の相談窓口やファイナンシャルプランナーに依頼するのもひとつの方法です。

光熱費

電気代

電気やガスは自由化が進み、契約先を選べるようになりました。
供給会社の間で価格競争が起きているので、以前より安いプランも増えています。

ガス会社が提供するガスと電気のセットや、大手通信会社が提供する通信回線と電気のセットなど、現在契約している会社でお得なプランが展開されていないか確認しましょう。

自動車関連費

自動車関連費

自動車は便利ですが維持費が高く、税金や駐車場代、保険料、車検費用などがかかります。
バッテリーやタイヤなどのメンテナンス費用も必要です。

もし、「週に1~2回しか乗らない」というのであれば、思い切って車を手放すという選択もあります。

現在はカーシェアリングのサービスも充実しているので、必要な時にだけ乗るのも良いかもしれません。

そこまで思いきれなくても、今よりも安い駐車場を探せば、月々の出費が抑えられるかもしれませんよ。

定額サービスやサブスクリプション

ジム

ジムや語学教室などの会費を見直すことも大切です。

また最近は音楽配信や動画配信、電子書籍など、サブスクリプションモデルのサービスが増えています。

こうした定額サービスのうち、思ったより活用できずそのままになっているものはありませんか?

とてももったいないので、使っていないのなら早めに解約しましょう。

まとめ

固定費の削減は時にさまざまな手続きが必要で、面倒くさいという気持ちが勝ってしまうかもしれません。

しかし定期的な家計の見直しは、大切なお金を大切に使うことにつながります。

健康診断のつもりで、一度毎月の出費を書き出すところから始めてみてくださいね。


ライター

てんむす

大阪府生まれ京都府在住。生き物と食べ物が好き。2019年に行ったドイツ旅行で大きな博物館とおいしいグミに感激し、ドイツ語を勉強中です。

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