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京都・五条高倉の『KAEru coffee』でいただく、店主の愛情たっぷりのコーヒーと焼き菓子で“私にカエル”和み時間

公開:2019.05.27

京都・五条高倉の『KAEru coffee』でいただく、店主の愛情たっぷりのコーヒーと焼き菓子で“私にカエル”和み時間

京阪「清水五条駅」より徒歩8分!『六條院公園』の目の前に佇む『KAEru coffee』をご紹介。また帰ってきたくなるような居心地の良い店内で、自家焙煎コーヒーと自家製焼き菓子をお供に心安らぐひとときを♪晴れの日には、テイクアウトしてピクニック気分も楽しめる!

窓際のテーブル席

今回取材で伺ったのは京都市営地下鉄烏丸線「五条駅」より徒歩5分、五条高倉を少し下がったところにある『KAEru coffee(カエル コーヒー)』。緑溢れる『六條院公園』の目の前という、気持ちの良い立地です。

KAEru coffeeの外観

喫茶店の面影を残した店内

KAEru coffeeの内観

2018年にオープンする前は、約40年も続いた喫茶店だったそう。天井や床などは新しくしたもののほぼ居抜きで、当時の佇まいを残しつつ手を加えたという店内は、どこか懐かしくクラシカルな佇まいです。

席数は決して多くありませんが、それぞれに十分なスペースが取られているので、ゆったりした気分で過ごすことができます。

焙煎機とエスプレッソマシン
焙煎機やエスプレッソマシンが存在感たっぷり

家に“カエル”感覚で立ち寄れる場所に

カエルの置物

扉を開けると笑顔で迎えてくれる店主のふたり。平日はひとりで店に立つ田伏恵美さんと、週末と焙煎を主に担当する小池亮さんです。ぴったりと息の合ったやり取りにご夫婦かと思いきや、なんと小・中学校時代からの同級生だそう!

店名の由来はどちらもカエルが好きだったこと、さらに「“カエル”っていい言葉じゃないですか。お客さんが家にカエルように気軽に立ち寄れる場所、そして体と心が自然にカエルような場所にしたいという想いも込めてます」と田伏恵美さん。

また「店内にあるカエルの置物はほとんどお客さんからのいただきもの」だそうで、お店がいかに地元の人に愛されているかが伝わってきます。

自家焙煎の豆をハンドドリップで

焙煎機

入口に佇む比較的小さめの焙煎機。毎日必要な分だけを丁寧に焙煎されています。

「値段ではなく品質で選んだ、上質なコーヒー豆を仕入れています。それぞれの豆の特徴が生きる焙煎レベルで」と探求熱心な焙煎担当の小池さん。また温度や湿度によっても微妙に焙煎の仕方を調整されているそうで、まさに職人技ですね。

自家焙煎のコーヒーは、華やかさと軽やかな酸味の「フルーティー」とコクや苦みがしっかりとした「ビター」のカエルブレンド2種(どちらも500円)をはじめ、中煎りから中深煎り中心に中南米やアフリカの豆が何種類もスタンバイ。全てアイスかホットが選べるのでお好みで。

ちなみにお気に入りを見つけたら、焙煎豆の購入もできますよ。

女性店主
「冷めても美味しいコーヒーを心掛けています。段階を経て変化する甘味や香りも味わって欲しいんです」と田伏さん
エチオピア 中煎り
イチオシは「エチオピア 中煎り」(550円)。ドリップの場合はコーヒーカップがひとつずつ違うのも嬉しい

旧式マシンで淹れるエスプレッソドリンク

店主2名

店内で目を引くエスプレッソマシンは1900年代に開発された旧式のレバー式、イタリアの『WEGA』のもの。レバー式は今でもエスプレッソの本場ナポリでは主流だそうです。

「マニュアルなので一杯ずつ時間は掛かりますが、抽出中やミルクを温める間、“美味しくなれ”と想いを込めてます」とのこと。『KAEru coffee』でいただく一杯の美味しさの理由を垣間見た気がしました。

コーヒーにミルクを注いでいる様子
シルクのような舌触りになるよう温めたミルクを注ぎ込む

焼き菓子はおやつにも朝食にも

カフェラテと自家製焼き菓子2種
写真右上から「カフェラテ」(450円)、「自家製ケークサレ」(400円)、「自家製パウンドケーキ」(300円)

毎日朝から田伏さんがせっせと焼き上げる自家製焼き菓子は、ぜひ食べて欲しいです。

「自家製スコーン」は卵・バター不使用、また牛乳ではなく豆乳、白砂糖ではなくきび砂糖(甜菜糖)を使うなど、できる限り自然な素材を使ったヘルシーな焼き菓子です。

また必食の「自家製ケークサレ」はフランス生まれの、野菜や具材がゴロゴロ入ったおかずケーキ。定番はブロッコリーや人参、ウィンナーなどが入ったものですが、日によって具材が変わるときも。厚めのカットで、朝ごはん代わりにもなる一品です。

おからパウダー入り新作スコーン
老舗の豆腐店『並河商店』より仕入れるおからパウダー入り新作スコーンも登場

他にも毎日4種類ほど焼き上げる「自家製パウンドケーキ」や、一口サイズの「自家製スコーン」(4個200円)もずらり。その日にあるフレーバーから4種類選べるのですが、あれもこれもとつい頼み過ぎてしまいそう!

1日限定10食のこだわりカレー

キーマカレーとキャベツの甘漬け

お目当てに訪れるお客さんも多い、毎日午前11時から注文できる「キーマカレー」(800円)も人気です。

肉は鶏ムネ肉を使っていますが、実は半分はこんにゃくなのだとか! 「カレーは美味しいけれどカロリーも気になるから」と、このアイデアに行きついたそうです。こんにゃくは歯応えもよくお腹の中で膨れるため、満足度もばっちり。

またルーは店主ふたりで様々な店を調査し試行錯誤を重ね、やっと辿り着いたここならではの味。13種類のスパイスを使ったカレーは、辛過ぎず深い旨味をしっかりと感じます。
辛さに邪魔されることなく食べ進められるのに、スパイスで体が温まるのか、気付けば鼻の頭にじんわり汗が滲み出します。

キーマカレー
旨味甘味が口中に広がるこちらのカレーはなくなり次第終了
キャベツの甘漬け
ピリリと辛いカレーの口直しにはキャベツの甘漬けを

エスプレッソドリンクのバリエーション

エスプレッソトニックを作っている様子

エスプレッソを使ったドリンクのバリエーションも豊富。

定番人気の「アフォガト コン グラノーラ」(450円)「カフェラテ コン ゼリー」(550円)はもちろん、同店オススメの「エスプレッソトニック」(600円)はコーヒーイベントの出店で登場してから、密かなブームの予感。

お酒と勘違いされがちなネーミングですが、こちらはエスプレッソのトニックウォーター割り。ハーブ系のシロップでほんのり甘さもプラス。しっかりとコーヒーの美味しさを感じ、見た目にも涼し気な一杯は夏のブレイクタイムにぴったりです。

エスプレッソトニック
「エスプレッソトニック」は層ごとに違う味わいが

最後に

店主2名と焙煎機
物腰の柔らかい職人気質の小池さん(左)と、美人で気さくなキャラの田伏さん

一度足を踏み入れると、また帰ってきたくなる心地の良いカフェ。店主との距離感もちょうどよく、自分の時間に集中したいときにもオススメの一軒です。

またドリンクや焼き菓子はテイクアウトもできるので、天気がいい日には目の前の公園でピクニック気分も味わえますよ。

●自然素材の焼き菓子が好き
●コーヒーお供にゆったり寛ぎたい
●五条界隈の穴場カフェを探している

そんな方はぜひ足を運んでみてください!

Writer:榎田 京

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

『KAEru coffee』
(カエル コーヒー)

住所
京都府京都市下京区高倉通五条下ル堺町20番地 穂積ビル1F
アクセス
京都市営地下鉄烏丸線「五条駅」徒歩5分
京阪「清水五条駅」徒歩8分
営業時間
8:00~18:00、土日9:00~18:00
定休日
火曜日
電話番号
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