今年の4月にAKB48グループを卒業する、NGT48のキャプテン・北原里英が主演を務める映画『サニー／３２』（2/17〈土〉全国公開）の特別先行上映会が、2/6（火）、『梅田ブルク7』（大阪市北区）で開催され、北原と白石和彌監督が舞台挨拶に登壇した。
冒頭、劇場の観客席後方からサプライズ登場した北原は、観客に特製の「アメちゃん」を配りながら壇上へ。
北原は「バレンタインも近いですから、チョコの代わりに食べるなり、一生保存するなりしてください（笑）」と挨拶した。
本作は、主演に北原里英を迎え、映画『凶悪』の白石和彌監督、脚本の髙橋 泉、そしてピエール瀧、リリー・フランキーが再タッグを組んだサスペンス・スリラー。
14年前に小学校の同級生を殺害し、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」としてネット上で神格化された少女“サニー”と呼ばれ、2人の狂信的信者（ピエール瀧、リリー・フランキー）に拉致監禁される中学校教師・赤理を北原が演じる。
撮影は昨年2月、極寒の新潟で敢行。
撮影は過酷を極め、北原が「4回死にかけました（笑）。生きるのを諦めた瞬間がありましたね。3回はどのシーンかわかりやすいのですが、1カ所はわかんないんじゃないかな？ぜひ皆さんに見つけて欲しいですね」と話すと、すかさず白石監督が「皆さん、安全確認はきちんとしてますからね！」とフォロー。
ただ、現場の過酷さは相当なものだったようで、「北原さんがずっと小声で『頑張れ私……できるよ私……』と言っていた」と白石監督が暴露すると、北原も「言っていたんでしょうね。あまり記憶がないくらい追い詰められていて（笑）。マイクが付いてるのをすっかり忘れてて、『あ、聞かれてたんだ』って、結構恥ずかしかったですね」と振り返った。
新潟の雪山や寒風吹きすさぶ真冬の海岸で行われた撮影に、「新潟の寒さはレベルが違います（笑）！芯から冷えるんです。ほぼ外ロケだったのですが、なんなら中（屋内）も寒い！」と話す北原に、白石監督は「北原さんは、“女優としてこう見えたらいいな”などと、自分を変に作ろうとしないんですよ。そんな余裕がなかったのかもしれませんが（笑）。北原さんは、僕の映画史上、一番頑張ってくれた女優さん。今後、どんな役でもできる」と彼女を大絶賛。
それを受けて、北原も「（共演の門脇）麦ちゃんも言っていたのですが、白石監督は演者に寄り添ってくださる方。私が辛い時、直接励ましてくださった。みんながついて行きたくなるのがわかります」と全幅の信頼を寄せていた。
最後に北原が「1秒先の展開が読めない作品です。映画が終わる頃には、サニーに対する印象も変わっていると思います。この映画はSNSも大きなキーワードになっていますので、ぜひ皆さんにもSNSで拡散してもらえたらと思います！」とPRし、舞台挨拶を閉じた。
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【STORY】
冬の新潟のある町。
仕事も私生活も振るわない中学校教師・藤井赤理（北原里英）が、24歳の誕生日に何者かに拉致される。
やったのは柏原（ピエール瀧）と小田（リリー・フランキー）で、雪深い山麓の廃屋へと赤理を連れ去り、監禁。小田は嬉々としてビデオカメラを回し、柏原は「ずっと会いたかったよ、サニー……」と、そう赤理のことを呼んだ。
“サニー”とは、世間を騒がせた「小学生による同級生殺害事件」の犯人の通称。奇しくも、この“サニー”の起こした事件から14年目の夜に、赤理は二人の男によって拉致監禁されたのだ。
赤理は正気を失っていきながらも、陸の孤島と化した豪雪地帯の監禁部屋から必死に脱出を試みる。しかし、それは驚愕の物語の始まりにすぎなかった……。
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【公式HP】 http://movie-32.jp/
【監督】 白石和彌
【脚本】 髙橋 泉
【出演】 北原里英
ピエール瀧、門脇 麦、リリー・フランキー ほか
2017年製作／日本／1時間50分／PG12
【配給】 日活
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2／17（土）公開 ※2／9（金）新潟・長岡先行ロードショー
【大阪】
梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、MOVIX八尾
【京都】
T・ジョイ京都
【兵庫】
神戸国際松竹
【滋賀】
大津アレックスシネマ ※3／31（土）公開
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