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2020年に入ってから急速に人気になったオンライン飲み会。忘年会や新年会など、これまでは直に会うのが当たり前だったイベントもWEBを通じて行われる機会が増えそうです。
しかし、友人と1~2度オンライン飲み会を試したもののいまいち盛り上がらず、「最近はほとんどやっていない」という人も多いのではないでしょうか。
今回はオンラインで飲み会を開く際のコツをいくつかご紹介します。
オンライン飲み会のメリットとデメリット
オンライン飲み会を開くには、スマホやPCなどの端末とインターネット環境があればひとまずOK。カメラやマイク、ヘッドセットなどがあればさらに快適に通話できます。WEB会議ツールやテレビ電話ツールが多数リリースされており、自分にあったサービスを選びやすくなってきたのも嬉しいですね。
オンライン飲み会には、次のようなメリットとデメリットがあります。メリットを活用し、デメリットをなるべく小さくすることがオンライン飲み会を楽しむことにつながります。
<メリット>
- 移動時間や交通費がかからない
- 遠方在住の人も参加できる
- 終電を気にする必要がない
- お店で飲むよりお金がかからない
- 自分のペースで飲める
- 怪我や落とし物など、お酒での失敗が少ない
<デメリット>
- 大人数で会話するのが難しい
- 場所がバラバラなので一体感が得られにくい
- 長時間だらだら飲みがち
- 通信量の消費が大きい
- 料理や片付けは自分でする
- 帰りの心配がない分ついたくさん飲みすぎる
時間的にも体力的にも、そして金銭的にも負担が少ないのがオンライン飲み会のいいところ。帰り道で転倒して怪我をしたり、財布を落としたりといったありがちなトラブルに巻き込まれにくいため安心して飲むことができます。
一方で「十数人以上での飲み会は難しい」、「インターネットの通信量が大きい」、そして「一体感が得られにくい」などの欠点もついてまわります。
こういった特徴を踏まえながら、オンライン飲み会をより楽しむ方法を考えてみましょう。
オンライン飲み会の欠点をカバーするには?
1グループを4~5人程度に抑える
実際の飲み会でも、十数人以上の規模になると全体で同じ話題を共有していることはほぼありません。2~5人程度のグループになってそれぞれの話題で盛り上がっていることが多いのではないでしょうか。
ガヤガヤとした宴会の空気が味わえないのは少し寂しいですが、メンバーはなるべく5人程度までにしぼりましょう。大人数の場合、乾杯だけは全員で行い、その後グループ別に部屋を作って飲むのがおすすめです。もちろん、メンバーは好きな部屋を行き来できるように設定しておきましょう。
状況に応じて音声通話モードを活用しよう
数時間ムービーで通話していると、どうしても数百MB~数GBを消費します。無制限の固定回線を契約していれば問題ありませんが、月々の制限が決まっている人にとってこれはなかなかの負担です。乾杯の時だけお互いの顔を見てあいさつをし、その後音声通話に切り替えるとかなりデータ量を削減できます。
まとめ役を決めておくとスマート
終電や閉店時間を気にしなくて良いオンライン飲み会では、だらだらとした時間が続いて飲酒が深夜にまで及びがちです。事前にまとめ役と終了時間を決めておき、人が抜けやすい空気を作っておきましょう。翌日にも響きにくくスマートに会を解散できます。
通常の飲み会のような一体感を高める工夫をしよう
直に会う飲み会ならみんながその場にいるだけで楽しい雰囲気が続きますが、オンライン飲み会ではどうしても一体感が足りません。ちょっとした準備や余興で盛り上げてみてはいかがでしょうか。
お互いにインタビューする
通常の飲み会では話題が次々に移り変わっていくものですが、オンライン飲み会では話題に沿ってひとりひとり話す時間があった方が一体感が出ます。インタビュアーになったつもりで深堀りすると、その人の意外な一面を知ることができるかもしれません。
<話題の例>
- 近況報告
- 仕事であった良いこと/悪いこと
- 最近の恋愛事情
- 人生のささやかな目標
- 心理テスト
- あれはなんだったんだろう?と不思議に思っている出来事
テーマを決めてプレゼンしあう
食べ物や家電、映画やコスメなど事前にテーマを知らせて、おすすめのものをプレゼンしあいましょう。良いものに出会うきっかけにもなり一石二鳥です。おつまみやお酒やお菓子などがとくにおすすめです。
<テーマの例>
- ハマっているおつまみ
- 地元のお酒
- 近所の名店の洋菓子/和菓子
- 「スーパーで買えるいちご味のお菓子」などのテーマ縛り
- イチオシのコスメ
- 最近買ってよかった家電
- 今季買った服のファッションショー
- 人生を変えた名作
同じものを食べる・飲む
居酒屋さんでは大皿で料理をシェアすることができますが、オンライン飲み会ではそうもいきません。そこであらかじめ用意するものを決めておき、当日みんなで食べたり飲んだりして感想を述べ合いましょう。
<おすすめの食べ物・飲み物>
- コンビニの期間限定スイーツ
- 同じ銘柄のお酒
- お取り寄せグルメ
変化球として、お肉や海鮮類などの素材をお揃いでお取り寄せし、めいめい好きな方法で調理して違いを楽しむのもおすすめです。
ゲームなどの余興を用意する
絵しりとりやなぞなぞなど、簡単にできるゲームでもお酒が入っていると意外なほど盛り上がります。童心に返って試してみてください。「ウミガメのスープ」のような会話主体で進められるゲームもおすすめです。
出題者が「レストランでウミガメのスープを飲んだ男は、そのあと死んでしまいました。それはなぜ?」などの不可解な状況を提示し、回答者が「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返すことで少しずつ真相を暴いていくゲーム。最初に謎を解いた回答者が勝ちとなる
オンラインでプレイできるゲームも多数リリースされています。
<おすすめのゲーム>
- 絵しりとり
- なぞなぞ
- ジェスチャーゲーム
- イントロクイズ
- ウミガメのスープ
- オンラインゲーム
映画の同時上映
映画配信サイトやレンタルサービスを利用し、全員で同時に同じ作品を再生します。離れていながらにして一緒に映画を見ている気分が味わえます。観終わったあと、感想を言い合いながら飲み会を続けるのも楽しいものです。
ちょっとした下準備でオンライン飲み会をもっと楽しく
通常の飲み会と異なる部分も多いオンライン飲み会ですが、少しの工夫でより楽しむことができます。ツボがわかればメリットも多い飲み方なので、ぜひ試してみてください。