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果物は栄養価が高く、健康成分も多く含まれています。そんな果物を乾燥させた「ドライフルーツ」は、私たち人間も手軽に美味しく食べることができますよね。
愛するワンちゃんに、健康に良いおやつを食べさせてあげたいと考える方にピッタリのおやつが、天然素材で栄養価の高いドライフルーツです。
犬にとってもドライフルーツは嗜好性の高い食べ物です。しかし、与え方や注意点を守って与える必要があります。
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正しく与えれば、犬にドライフルーツを食べさせても問題ない
犬は肉食寄りの雑食性の動物ですので、果物を乾燥させたドライフルーツを食べさせても大丈夫です。
しかし、ドライフルーツであればなんでも食べさせて良いというわけではありません。愛犬にドライフルーツを与える前に確認したい項目は、以下の通りです。
●砂糖や着色料などの添加物が含まれていないこと
●食べさせ過ぎないよう注意すること
ドライフルーツの中には、犬が食べることで中毒を起こす種類もあります。
また、商品の中には砂糖や着色料、香料などが添加されている商品もあるため、原材料を確認し、愛犬には余分な添加物を使用していない無添加のドライフルーツを選びましょう。
さらに、ドライフルーツは糖質が高いほか、ビタミン類などの栄養素も多く含まれるため、与えすぎると肥満や栄養の過剰摂取に繋がります。
愛犬にドライフルーツを与える際は、1日に摂取するカロリーの10%を目安に適量を与えましょう。
犬が食べられるドライフルーツ
犬が食べられるドライフルーツは、主に以下の種類があります。
●マンゴー
●パイナップル
●りんご
●桃
●キウイ
●柿
●いちご
ここからは、上記のドライフルーツに含まれる栄養や健康効果を紹介します。
【1】バナナ
バナナには高血圧やむくみを解消するカリウム、腸内環境を整える食物繊維、疲労回復効果などがあるビタミンB群、強い抗酸化作用を持つポリフェノール、良質な睡眠に良いアミノ酸などが含まれています。
【2】マンゴー
マンゴーには高血圧やむくみを解消するカリウム、細胞の老化を防ぐベータカロテン、強い抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
【3】パイナップル
パイナップルには疲労回復効果のあるビタミンB1、強い抗酸化作用を持つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維、肉のたんぱく質の分解を助けるブロメライン、貧血予防などの効果があるミネラル類などが含まれています。
【4】りんご
りんごには高血圧やむくみを解消するカリウム、貧血の予防に効果のあるリンゴ酸、強い抗酸化作用を持つビタミンC、ビタミンE、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
【5】桃
桃には高血圧やむくみを解消するカリウム、強い抗酸化作用を持つビタミンC、ビタミンE、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
【6】キウイ
キウイには高血圧やむくみを解消するカリウム、貧血の予防におすすめの葉酸、強い抗酸化作用を持つビタミンC、ビタミンE、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
【7】柿
柿には高血圧やむくみを解消するカリウム、細胞の老化を防ぐベータカロテン、強い抗酸化作用を持つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
【8】いちご
いちごには高血圧やむくみを解消するカリウム、貧血の予防におすすめの葉酸、非へム鉄、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
犬が食べられないドライフルーツ
ドライフルーツのなかには、犬が食べると中毒症状などを引き起こす種類もあります。犬が食べられないドライフルーツの種類は、主に以下が該当します。
●レーズン
●イチジク
ここからは、上記の果物がなぜ犬に良くないのかを説明します。
【1】プルーン
プルーンなどバラ科の植物の種には、アミグダリンという成分が含まれています。この成分は犬にとって毒性があり、食べることで青酸中毒の原因に繋がります。ドライフルーツは果実を凝縮しているため、少量でも生で与えるより多くのアミグダリンを摂取してしまう可能性があるため、注意が必要です。
【2】レーズン
レーズン(干しブドウ)は、最近になって毒性がある可能性が指摘されている果物です。ブドウのどの成分に毒性があるのか、明確なエビデンスはありませんが、レーズンを食べたことで急性腎不全を引き起こす症例が増えているため、食べさせないようにしましょう。
【3】イチジク
イチジクに含まれるフィシンとソラレンという成分は、犬が食べると中毒症状を引き起こします。フィシンは光毒性を持つ成分で、犬が摂取すると下痢や嘔吐などの症状が出るほか、ソラレンは人間には整腸作用を持ちますが、犬にとっては強すぎるため悪影響を及ぼす恐れがあります。
犬用のドライフルーツを与えると安心
人間用に作られたドライフルーツは、砂糖などが添加されていたり、犬にとって毒性のある種類が配合されていたりすることも珍しくありません。
そのため、犬にドライフルーツを食べさせる際には、犬用に作られたドライフルーツがおすすめです。犬用であれば、犬にとって危険な種類が入っていないことはもちろん、余計な添加物を使用していない無添加の商品も販売されています。
犬用のドライフルーツであっても、与えすぎは肥満の原因になったり、果物類に多く含まれるカリウムの過剰摂取により、高カリウム血症のリスクが高まったりするため、少量を様子を見ながら与えることが大切です。また、腎疾患などでカリウムを制限している場合は、与える前にかかりつけの獣医に相談すると安心です。
ドライフルーツは正しく与えることが大切
犬は少量であればドライフルーツを食べても大丈夫です。しかし、プルーン、レーズン、イチジクなどは犬が食べると中毒症状などを引き起こす可能性があるため、与えるのはNG。また、ドライフルーツは栄養価が高いため、与えすぎると肥満や栄養の過剰摂取に繋がることを注意しながら与えることが大切です。
ドライフルーツは、正しく与えれば天然のおやつとして、おいしく愛犬の健康をサポートしてくれます。是非この記事を参考に、ドライフルーツをおやつに与えてみてはいかがでしょうか。
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