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甘酒ってどんなもの？
お正月や雛祭りに飲む機会が多い甘酒。その名前から「お酒」と思っている人も多いかも知れません。甘酒は大きく分けると2種類。お米と米麹（お米に麹菌を繁殖させたもの）から作る米麹甘酒と、酒粕から作る酒粕甘酒があり、どちらも健康や美容によい栄養素が含まれています。
■米麹甘酒
蒸したお米に米麹を加えて発酵させたもの。甘さ控えめでアルコールは含まれていない。
■酒粕甘酒
酒粕を水で溶き、砂糖を加えたもの。微量のアルコールが含まれる。
“飲む点滴”とも呼ばれる米麹甘酒の魅力を解説
自然な甘みで栄養価が高く、妊娠中の方や子どもも安心して口にできることから、米麹甘酒は“飲む点滴”として近年人気が高まっています。ここからは米麹甘酒が身体にもたらす嬉しい働きについて解説します。
（1）ダイエットの強い味方に
米麹甘酒の甘みは、お米のデンプンが分解されて生じたブドウ糖によるもの。消化の時間が必要なくすぐに血糖値が上昇するため、少量でもお腹がいっぱいに感じられます。食事の前に一杯の甘酒を飲んだり、おやつの代わりに甘酒を飲むことで、食べ過ぎを防ぎダイエットに役立ちます。
（2）代謝を促し美肌へと導く
お米由来のビタミンB群が発酵されることにより増加することが分かっています。ビタミンB群は3大栄養素（炭水化物・脂質・たんぱく質）をエネルギーに変えて代謝を促し、疲労回復に役立ちます。また、代謝の促進は細胞の新陳代謝を高めてくれるので、肌や髪を健やかに保つためにも大切です。
（3）腸内環境を整え便秘を予防
甘酒にはオリゴ糖と食物繊維が含まれます。オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。腸内環境が整うと、肌トラブルの改善や免疫力の向上が期待できます。また、食物繊維は腸を刺激することにより排便を促し、便秘を防ぎます。
【300kcal以下】米麹甘酒で簡単ヘルシーレシピ3選
今回はダイエットにも効果的な米麹甘酒を使用した、おすすめヘルシーレシピをご紹介します。米麹甘酒はそのまま飲んでもよいですが、砂糖やみりんの代わりに調味料として使用すると、料理の味に深みがでてグッと美味しく仕上がりますよ。
【1】甘酒フレンチトースト
牛乳ではなく甘酒で♪ どこか和の雰囲気を感じる、優しい甘さのフレンチトーストです。
◆材料（2人前）
- 食パン（8枚切り）……2枚
- 卵……1個
- 米麹甘酒……200cc
- サラダ油……小さじ2
- 粉砂糖やメープルシロップ……お好みで
◆作り方
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1.食パンは4等分に切り、バットに並べる。
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2.ボウルに卵を割り入れてしっかりと溶きほぐし、甘酒を加えて均等になるまでよく混ぜる。
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3.（1）のバットに（2）を流し入れ、10分程浸す。
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4.フライパンにサラダ油を熱し、（3）を両面こんがりと焼く。
- 5.お皿に盛り付け、お好みで粉砂糖やメープルシロップをかける。
【2】鶏大根の甘酒煮
甘酒に漬け込んだ鶏肉が柔らかい♪ 心も身体も温まるひと品です。
◆材料（2人前）
- 鶏もも肉……150g
- 塩……小さじ1/2
- 米麹甘酒……大さじ1
- 大根……250g
- 大根の葉……30g
- 生姜……10g
- 【A】
- 米麹甘酒……150cc
- 水……200cc
- 和風顆粒だし……小さじ1
◆作り方
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1.鶏肉は一口大に切り、塩小さじ1/2、甘酒大さじ1と共に食品用ポリ袋に入れ、よく揉み込み、10分程おく。
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2.大根は皮をむいて1.5cm幅のいちょう切りにする。大根の葉は粗く刻む。生姜はすりおろす。
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3.鍋に【A】の材料、鶏肉、大根、おろし生姜を入れて火にかける。煮立ったらアクを取り除いて弱火にし、落とし蓋をして約30分煮る。
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4.大根の葉を加え、葉に火が通ったら火を止め、器に盛る。
【3】甘酒そぼろの厚揚げステーキ
調味料たった2種類でうま味たっぷりの肉そぼろが完成！ 脇役のイメージが強い厚揚げも、ご飯が進むメインおかずに変身しちゃいます。
◆材料（2人前）
- 豚ひき肉……80g
- 厚揚げ……200g
- 卵黄……1個
- 刻みねぎ……少々
- ごま油……小さじ1
- 米麹甘酒……50cc
- 濃口醤油……大さじ1
◆作り方
- 1.厚揚げは油抜きが必要なものは熱湯をかけて油抜きしておく。
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2.フライパンでひき肉を炒める（油は不要）。肉の色が変わったら甘酒、醤油を加え、水気を飛ばすように炒める。
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3.（2）をフライパンから一旦取り出す。汚れを軽く拭き取り、ごま油を熱して、厚揚げを両面焼き色がつくまでこんがりと焼く。
- 4.厚揚げを食べやすい大きさに切り、お皿に盛る。肉そぼろをかけ、卵黄と刻みねぎをトッピングする。
まとめ
“飲む点滴”とも呼ばれるほど栄養価の高い甘酒は、健康はもちろん、美容とダイエットにもよい効果が期待できる食品です。冷蔵庫に眠ったままの甘酒、捨てるなんてもったいない！ どんどん料理に活用してみましょう。
