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あなたはどれだけ知っている?世界の猫にまつわる“あれこれ”

公開:2021.09.02

あなたはどれだけ知っている?世界の猫にまつわる“あれこれ”

世界の猫にまつわる歴史や行事、あなたはどれだけ知っていますか?自由気ままで自分勝手なイメージがある猫ですが、神様として崇拝されたり、迫害されたり、働いたりと国によって猫への対応が異なります。今回は6つのエリアの猫たちの歴史や人との関わりなどを紹介します。

交易路の拡大とともに、世界中へ広がっていった猫たち。世界各国で猫に対する考え方や対応が違うのにびっくりです。

【エジプト】猫は神様として崇拝されていた!

エジプトの猫

古代エジプトでは、猫を神様として崇拝していました。紀元前2000〜1500年頃からオス猫は「太陽神ラー」の象徴とされ、紀元前1500〜1000年頃からは人型の体に猫の頭を持つ女神「バステト」の信仰が広まりました。
古代エジプトでは死んだ猫は地位の高い人と同様、ミイラにして手厚く葬られました。猫のミイラは今までに30万体が発掘されています。
過失でも猫を殺すと処刑されました。また飼い猫が死ぬと飼い主は一家でそろって眉を剃り、悲しみを表していたそうです。

エジプト風のコーディネートをした猫

@gurisdiary
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【日本】日本の猫は弥生時代から飼われていた?

黒猫

59代目の天皇・宇多天皇の日記「寛平御記(宇多天皇御記)」には、父親から譲り受けた黒猫のことが記されています。この記録が日本猫のルーツだとされていましたが、2011年、長崎県壱岐市勝本町にある弥生時代の遺跡「カラカミ遺跡」から、イエネコの骨が見つかりました。今のところこのイエネコが「日本最古のイエネコ」とされています。
ちなみに宇多天皇は猫好きの間では“日本最古の猫ブロガー”とも呼ばれていて、「寛平御記」には宇多天皇の愛猫エピソードが綴られています。

【ヨーロッパ】猫たちの悲しい歴史

悲しい猫

中世のヨーロッパでは、宗教上の理由から猫は迫害されるようになりました。
愛玩動物として上流階級で飼われて猫たち(特に黒猫)は“魔女の使い”“悪魔の手先”とされ、忌み嫌われました。
1484年にはローマ法王が猫や猫を飼っている人すべてを処罰するなど、猫たちの不遇の時代が続きます。
しかし18世紀に入ると猫への評価が復活し始めました。猫が減ったヨーロッパの街ではネズミによる伝染病が大流行し、ネズミを退治する猫が必要と人々に認識され始めたからです。


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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