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どうすれば失敗しない?猫の多頭飼いの注意点やうまくいくポイント

公開:2021.05.13 更新:2021.05.18

どうすれば失敗しない?猫の多頭飼いの注意点やうまくいくポイント

「1匹だけで留守番をさせるのはかわいそうだから」、「猫を保護したけれど里親が見つからなかった」など、いろんな理由で多頭飼いをせざるをえない状況になってしまうことも。そのときに気をつけなければいけないことをまとめました。

今は単頭飼いでも、今後いろんな事情で新たに猫を迎えることがあるかもしれません。多頭飼いをする場合、猫同士の相性や対面方法など、飼い主が考えないといけないことはたくさんあります。

多頭飼いをする前に気をつけたいこと

こちらを見つめる猫

猫には自分のテリトリー(縄張り)があり、単独行動を好みます。自分の縄張りに新参者の猫がやってきたときはストレスを感じて攻撃的になったり体調を崩したりする場合も。
特に高齢猫は元気で活発に動く子猫にストレスを感じることもあるので、高齢猫を飼っている人は多頭飼いを避けた方が無難です。

多頭飼いのメリット・デメリット

仲良く寝る猫

メリット

・一匹で留守番しなくてすむ
飼い主に依存している猫は同居猫がいることで、1匹で留守番をすることへのストレスが緩和されることも。

・猫同士で遊べる
猫同士で追いかけっこなどをするので運動不足の解消になります。

デメリット

・頭数が増える分、費用もかかる
毎日の餌代や砂代といった飼育費や予防接種などの医療費などが猫の頭数に合わせて増えます。

・スペースの確保
トイレの数や食器などが増える分、スペースも2倍以上必要。また猫が快適に暮らせる部屋数の目安は「自由に出入りできる部屋数−1頭」といわれています。

・管理が難しくなる
療法食を食べさせる、排泄物のチェックなど、1匹だけに特別な管理をするときに対応が難しいことも。

4匹の様々な種類の猫

@chittan.com.2016
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多頭飼いを始める準備

猫の兄弟

トイレの数を増やす

トイレの数は「猫の頭数+1」、大きさの目安は「体長の1.5倍以上」が理想的です。ドーム型やオープンタイプなど種類があるので、設置する場所に合わせて選んでくださいね。

休息&隠れる場所

キャットタワーなど上下運動ができる設備や嫌なことがあっても隠れることのできる狭くて暗いスペースがあれば、先住猫も快適に過ごせるはず。

健康管理

先住猫がいる場合は、先住猫の今の健康状態をしっかりと確認しておきましょう。

食事管理

年齢や体重など個体差によって与える餌の種類が異なります。その猫にあった餌をセレクトしましょう。

ニオイのついたもの

自宅に連れてくるまでに新入り猫のニオイのついたものを先住猫に与えると、対面したときに「このニオイを嗅いだことがある!」と比較的受け入れやすくなるそう。
もし里親やブリーダーから新入り猫を迎えるのなら、ニオイのついたものをもらえるようお願いしましょう。
迎える一週間ほど前から新入り猫のニオイに慣らしてあげるのがオススメです。

猫同士の相性は?

猫の親子

多頭飼いをするのならできるだけ相性の良い組み合わせで迎えたいですね。一番多頭飼いしやすいのはやはり親子や子猫同士でしょう。
相性のいい組み合わせを紹介しますが、猫の性格によっても違うので、あくまでも参考程度にしてくださいね。

相性度が◎(とてもよい)

・子猫×子猫
子猫は柔軟性があるため、きょうだいの猫でなくても仲良くできることがほとんど。

・母猫×子猫
最初から一緒にいる親子なら、子猫が大きくなっても仲良く過ごせることが多いです。

相性度が◯(よい)

・成猫×子猫
新入り猫が子猫の場合、縄張り意識が比較的低いメス猫なら相性も良好。オス猫でも面倒見がいい子もいます。
ただ子猫ばかりかわいがると先住猫がヤキモチを焼いて新入り猫をいじめてしまうこともあるので注意してください。

相性度が△(ケースバイケース)

・成猫のメス猫同士
メス猫はオス猫に比べて縄張り意識が比較的低いため、メス同士ならうまくいくことも。

・成猫の異性同士
去勢・避妊手術を済ませたオス猫とメス猫は比較的トラブルも少なめです。

相性度が×(要注意)

・成猫のオス猫同士
どちらも縄張り意識が強く、ケンカが起きやすいよう。

・高齢猫×子猫
高齢猫の生活のペースが乱され、ストレスの原因になることも。

白い猫と黒い子猫

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新入り猫の迎え方

威嚇する猫

新入り猫を家に中に入れるときは、先住猫に姿が見えないようにしてください。
家にいる姿を見た(見られた)場合、先住猫は新入り猫のことを自分の縄張りに入ってきた侵入者と認識するかもしれませんし、新入り猫からするといきなり知らない場所に連れてこられ、しかも知らない猫に会ったことで恐怖心を感じるかもしれません。
お互いの存在を意識するまで、居住スペースを隔離して生活しましょう。

先住猫との顔合わせの方法

ケージを覗き込む猫

準備が整いお互いの存在を意識し始めたら、いよいよ先住猫との顔合わせです。ただいきなり対面させるのはNG。
新入り猫をキャリーバッグやケージに入れて、先住猫にチラッと姿を見せてみましょう。
もし猫同士が威嚇をしても、あまり気にしなくてOKです。

何度か対面を繰り返してお互いに威嚇をしなくなったら、キャリーバッグやケージに入れたまま対面時間を少し長くしてみてください。
先住猫が新入り猫に近づきニオイを嗅ぎ始めたら、仲良くなるまでもう少し!
最初のうちはお互いに攻撃的になることもあるので、飼い主は絶対に猫から目を離さないでくださいね。

顔合わせに失敗したときは

せっかく対面したけれど猫同士がケンカになりそうなら、またキャリーバッグやケージ越しの対面からやり直しましょう。
“焦らないこと”が大切です。

まとめ

我が家には3匹の猫がいますが、新入り猫はどちらも子猫だったので比較的スムーズに顔合わせができました。猫にも相性があるので、焦らずゆっくりと仲良くなるのを見守ってあげてくださいね。

※猫ちゃんお写真、ご協力いただきありがとうございました!


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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