目次
- そもそも多肉植物って?
- 100均「ダイソー」で多肉植物を買ってみよう
- 「ダイソー」にはたくさんの植物の苗がある
- 100均の多肉植物を購入する時のポイント
- (1)下葉が枯れていないか、土に苔が付いていないか
- (2)葉の詰まり方をチェック
- (3)生育型をチェック
- 多肉植物を育てるために必要なもの6つ
- (1)多肉植物の苗
- (2)鉢・受け皿
- (3)土
- (4)鉢底石と鉢底ネット
- (5)スコップ
- (6)ピンセット・割りばし
- 多肉植物を植え付けるやり方
- (1)ビニールポットから苗を取り出す
- (2)鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- (3)土を入れて苗を植える
- (4)寄せ植えの場合はピンセットを使うと便利
- (5)土に割りばしを挿して中の空洞を埋める
- 多肉植物を上手に育てるコツ4つ
- (1)日当たりのいいところで管理を
- (2)水やりは多肉植物の様子を見てから
- (3)生育型にあった季節の管理をしよう
- (4)厳しい冬の間は室内に入れて
- まとめ
そもそも多肉植物って?
多肉植物とは砂漠などの乾燥した地帯が原産の植物。世界中にとても多くの種類が自生しています。
乾いた土地でも耐えられるように葉に水分を多く含んでおり、ぷっくりと肉厚な葉が特徴です。
水やりが少なくて済むので、初心者でも育てやすいのが魅力。
見た目がバラのように美しいものなど、葉の形は実にさまざまです。いくつかの品種を一つの鉢に寄せ植えする方法も人気があります。
100均「ダイソー」で多肉植物を買ってみよう
「ダイソー」では多肉植物の苗を売っています。100均だと失敗を恐れずに気軽にトライできますよ。
100均で苗を選ぶ時のポイントについても解説するので、購入する際はぜひ参考にしてくださいね。
「ダイソー」にはたくさんの植物の苗がある
100均の「ダイソー」では植物の苗も豊富。さまざまな種類の観葉植物や多肉植物があり、どんな品種が入荷するかはその時によって異なります。
ほぼ年中売られていますが、冬よりも植物を育てやすいあたたかい季節の方がたくさんの苗が並びますよ。
100均の多肉植物を購入する時のポイント
100均の多肉植物は日の入らない店内で管理されているので、状態が悪いものも少なくありません。そのため、苗を購入する時はいくつかのポイントをチェックしておきましょう。
(1)下葉が枯れていないか、土に苔が付いていないか
土に近い部分の下の葉が枯れていると状態がよくない可能性があります。
新芽が鮮やかな色なら元気なのであまり気にすることもありませんが、なるべく下葉の枯れが少ないものを選びましょう。
また、土に苔がついているのも要注意。水のやりすぎで根腐れしかけの場合があります。
(2)葉の詰まり方をチェック
葉っぱどうしがギュッと詰まっているものが元気な株です。
葉の間隔が大きく、茎がひょろひょろと伸びているような状態は「徒長(とちょう)」と呼ばれる元気がない状態。これは日照不足により起こります。
(3)生育型をチェック
多肉植物は品種によって一番元気になる季節が異なり、3つの生育型に分かれます。
春と秋に成長期を迎える春秋型・夏に生育する夏型・低温を好む冬型の3タイプです。
購入する時期が成長期のものを選べば、植え替えによるストレスにも耐えやすく、元気に育つ様子もすぐに楽しめます。
購入する際にはネットで生育型を調べておくといいですよ。寄せ植えにする場合、同じ生育型のもの同士で組み合わせると失敗を防げます。
多肉植物を育てるために必要なもの6つ
多肉植物を育て始めるなら必要な道具を揃えましょう。全て100均で用意できますよ。こちらの土は「セリア」、そのほかは「ダイソー」の商品です。
(1)多肉植物の苗
植え付ける多肉植物の大きさや数によって、鉢のサイズや土の量が異なるので、まずは苗からチョイスしましょう。
100均なので失敗を恐れずにいくつか気になる種類を買ってみてください。1つ1つ植えても、寄せ植えにしてもOK!
(2)鉢・受け皿
鉢は底に穴の開いているものの方が管理がしやすくて初心者にもおすすめ。
穴があると水やりの度に鉢底から水があふれるので、受け皿も必要です。
100均では受け皿とセットになっている商品もあります。
また、単品の穴あき鉢の場合、食器コーナーでぴったりサイズのお皿を探すのもおすすめですよ。
画像の白い鉢の受け皿は、実は「ダイソー」の食器です。
(3)土
土も100均で売っています。植物の苗を取り扱っていない「セリア」でも土の種類は豊富です。
「多肉植物の土」と書いているものを選びましょう。
また、お家の中で多肉植物を管理する場合、土で汚れるのが気になるなら「ベラボン」という土の代用品がおすすめです。
「ベラボン」はヤシの実のスポンジ状繊維を細かいチップに加工したもので、水をたくさん吸って膨張し、乾燥すると収縮するため土の中に空洞ができるのが特徴。
通気性や排水性が高いので根腐れしにくく、穴のない鉢に使うこともできます。
虫が湧きにくかったり、腐りにくかったりするメリットもあるため、室内で清潔に育てたい人にぴったりです。
(4)鉢底石と鉢底ネット
穴あきの鉢を使う場合は土が流れ出ないように、鉢底ネットと鉢底石を敷きます。両方とも100均で揃えておきましょう。
鉢底ネットは大きなシート状になっていて自分でカットするタイプと、元から丸くカットされているタイプがあります。
(5)スコップ
土を入れるために必要なスコップ。「土すくい」というコップのような形状のものなら、土をこぼしにくいので便利です。
小さな鉢に植える場合は細いタイプが使いやすいですよ。「ダイソー」ではサイズ違いでセットになっています。
(6)ピンセット・割りばし
これはお家にあるもので代用してもOK。ピンセットは苗の枯れた葉を取り除いたり、小さな苗を寄せ植えする時に便利です。
割りばしは、土を入れた際に中の空洞をなくすために使います。
多肉植物を植え付けるやり方
それでは多肉植物を植える手順を紹介します。土が落ちるので、新聞紙などを敷いて作業しましょう。
また、苗を植える前は水やりを控えて、土が乾き気味になるようにしておくと土をほぐしやすいです。
(1)ビニールポットから苗を取り出す
購入した苗が入っているポットから苗をそっと取り出しましょう。
固まっている場合はポットの下を少しもむと出しやすくなります。
苗をやさしくつかんで上にそっと持ち上げ、根についている土をほぐして落とします。
無理に全部落とさなくてOK。根を傷つけないように注意しましょう。
(2)鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷く
鉢の底の穴が覆えるくらいの大きさに鉢底ネットをカットして敷きます。その上から鉢底石を敷きましょう。
小さな鉢の場合は、鉢底石を入れすぎると土が入るスペースが少なくなるので控えめに。
(3)土を入れて苗を植える
鉢の3分の1くらいに土を入れたら苗を置き、横から土を入れていきます。
葉の隙間に土が入らないようにそっと入れていきましょう。
(4)寄せ植えの場合はピンセットを使うと便利
いくつかの苗を寄せ植えにする場合は、ピンセットを使うとやりやすいです。
多肉植物の配置を考えながら苗を置き、ちょっとずつ土を入れます。
(5)土に割りばしを挿して中の空洞を埋める
鉢の8分目くらいまで土を入れたら、鉢をやさしくトントンと落とし、土の隙間をなくします。
最後に割りばしでそっと挿して、土の中の空洞を埋めましょう。根を傷つけないように、縁の方から行います。
土が沈んで減ってしまった場合はその分プラスして。根が完全に隠れていたら完成です。
植え付け後は水を与えずに休ませます。1週間後に鉢底からあふれるくらいたっぷりと水やりしましょう。
多肉植物を上手に育てるコツ4つ
(1)日当たりのいいところで管理を
観葉植物とは違って多肉植物は日光が大好き。
基本的には屋外の日が当たる場所で管理する方が元気に育ちます。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので、夏の間は明るい日陰に置きましょう。
室内の場合は日の当たる窓辺がおすすめです。
(2)水やりは多肉植物の様子を見てから
多肉植物は多少水やりを忘れてもすぐには枯れません。
逆に気を付けたいのは水の与えすぎによる根腐れ。そのため、植物の様子を見てから水やりするのがおすすめです。
葉にシワがよったり、葉の色が悪くなったりしたら水やりのタイミング。
休眠期にはもっと水やり頻度を落とし、乾かし気味に管理しましょう。
また、水は鉢底からあふれるくらいにたっぷり与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにします。
(3)生育型にあった季節の管理をしよう
多肉植物は、それぞれの生育型にあった管理をしないと失敗してしまうことも。
例えば春秋型なら、春と秋にたくさん日に当てて水やりをします。夏と冬は休眠期になるので、水やりを控えめにしましょう。
夏型は夏に、冬型は冬にそれぞれ成長期を迎え、それ以外の季節は休眠期になります。
うっかり休眠期にたくさん水やりしてしまうと根腐れを起こす場合もあるので、生育型を意識して管理するのが上手に育てるコツです。
購入した時に刺さっているピックに、元気になる気温や季節による水やり頻度などを書いている場合はそのまま刺しておくとメモ代わりになりますね。
(4)厳しい冬の間は室内に入れて
冬型の多肉植物でも5℃を下回るような真冬の寒さは苦手です。
そのため、生育型に限らずどの多肉植物でも、夜間にグッと気温が下がるようになったら日当たりのいい室内へ移してあげましょう。
春になったら、まずは半日陰程度の場所で慣らしてから徐々に日当たりのいい場所へ。
いきなり直射日光が当たる場所に出すと弱ってしまう場合があります。
まとめ
いかがでしたか? 100均「ダイソー」で売られている多肉植物の育て方や必要なアイテムについて紹介しました。
水やりをうっかり忘れてもすぐには枯れない多肉植物は初心者でも気軽に楽しめるグリーンです。
生育型をチェックし、季節にあわせた管理をすることで枯らさずにずっと楽しめますよ。
土や鉢など必要な道具も100均で揃うので、ぜひこの機会に多肉植物を育て始めてみてはいかがでしょうか?