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【猫の豆知識】鳴き声やヒゲの向きで気持ちがわかる?知っておきたい10の猫雑学

【猫の豆知識】鳴き声やヒゲの向きで気持ちがわかる?知っておきたい10の猫雑学

いつも飼い主のことを癒してくれる、かわいい猫たち。その猫についての歴史や豆知識、雑学などを紹介します。猫のことをもっと知りたい人必見ですよ。あなたはどれだけ猫のことを知っていましたか?

多くの人に愛され、私たちを癒してくれる猫。飼っている人も飼っていない人も楽しめる猫にまつわる情報をまとめました。

【1】古代エジプトでは“神”として崇められてきた

猫の雑学の歴史

古代エジプトでは紀元前2000〜1500年頃から、オス猫は「太陽神ラー」の象徴とされました。
また紀元前1500〜2000年頃からは人間の女性の胴体に猫の頭部を持つ猫の女神「バステト」の信仰が広まりました。
ちなみに古代エジプトでは、亡くなった猫はミイラにされ、棺に入れて葬られていたとのこと。
また過失でも猫を殺してしまうと処刑されたり、飼い猫が死ぬと飼い主が眉毛を剃って喪に服したりしたそうです。

【2】日本最古のイエネコの骨は弥生時代のもの

2011年の発掘調査で、長崎県壱岐市勝本町になる弥生時代の遺跡「カラカミ遺跡」から、日本最古と推測されるイエネコの骨が見つかりました。
近年の発掘調査でイエネコの起源が古墳時代まで遡ることが推定されていましたが、「カラカミ遺跡」からの発見で弥生時代からイエネコが飼われていたことがわかりました。

【3】猫の睡眠時間

寝ている猫

猫の平均の睡眠時間は成猫で14時間、子猫で18時間ともいわれています。
ずっと寝ているように見える猫ですが、浅い眠り(レム睡眠)と熟睡(ノンレム睡眠)を交互に繰り返しています。
少し熟睡するとすぐにレム睡眠になるので、飼い主が近づいたり、物音がしたりするとすぐに目を覚ましてしまうのです。

【4】猫のゴロゴロ音

喉を鳴らす猫

猫が“ゴロゴロ”と喉を鳴らすのは、リラックスしている時や幸せを感じている時、飼い主への甘えや要求などさまざまです。
リラックスや幸せな時は「中低音」、甘えや要求がある時は「高音」、苦しい時や怯えている時は「低音」でゴロゴロと音を出します。
またゴロゴロ音は25Hzの低周波で“幸せホルモン”と呼ばれる「セロトニン」を分泌させる効果があります。
人間が猫の“ゴロゴロ音”を聞いて癒されるのはそのためなんですね。

【5】猫の聴覚

猫の雑学の聴覚

猫の五感のなかでも特に優れているのが「聴覚」です。
65,000Hzの高周波の音まで聞くことができ、ネズミが発する超音波も感知しているそう。
三角形の形をした耳介(じかい)にはたくさんの筋肉があり、自由に動かしながらさまざまな方向からの音を正確に認識しています。

【6】猫の味覚

食事をする猫

猫には味の受容体である味蕾(みらい)が少なく、人間ほど味覚は優れてはいないよう。
“甘さ”を感じることはなく、“苦さ”や“酸っぱさ”には敏感です。
味覚が鈍いのはもともと肉食だったことが理由で、腐った肉を食べてお腹を壊さないようにするために“苦さ”や“酸っぱさ”が敏感になったといわれています。

【7】猫は状況によって鳴き声を変える

鳴き声を出す猫

猫は人間に対してコミュニケーションをとるために鳴いていると考えられています。
飼い主に遊んでほしい、ご飯がほしいなどのおねだりをしている時、威嚇している時、発情している時に鳴くことが多いです。

猫の鳴き声

・“ニャッ”と短く鳴く→挨拶
・“ニャオ”と訴えるように鳴く→要求
・“ニャーン”と長く鳴く→伝えたいことがある場合やとびきり甘えている

【8】ヒゲで隙間に入れるかどうかを確認

隙間を通る猫

狭いところを通ろうとする時、ヒゲがセンサーとなり通れるかどうかを確認します。
毛根の周りにはたくさんの知覚神経が通っていて、ヒゲの当たり具合によって通れるか瞬時に判断することができます。
ヒゲは顔のいたるところに生えていて、全部で約60本あります。
またヒゲの向きである程度、感情の動きを読み取ることもできます。

ヒゲの向きでわかる感情

・ピンと立てる→うれしい
・ダランと垂れる→退屈時やリラックス時
・顔いっぱいに広げる→警戒
・頬にピタッとくっつける→恐怖

【9】猫は肉球から汗が出る

猫の場合、汗をかくところ(汗腺)が肉球と鼻の頭付近しかありません。
汗を出すのはほぼ肉球からで、暑さなどで体温調節をしている場合は肉球がしっとりとしています。
また怖い時や緊張している時も肉球が濡れています。動物病院に連れて行くと肉球に大量の汗をかく子が多いそう。

【10】猫にも利き手がある

猫の利き手

アイルランドにある「クイーンズ大学ベルファスト校」の心理学者デボラ・ウェルズ氏の研究で、オスは左利きが多く、メスは右利きが多いことがわかりました。
この実験では24匹のオス猫と24匹のメス猫が対象となり、階段を降りたり餌を取ろうとしたりした時にどちらの手を使うのかを3ヶ月にわたり観察しました。
ちなみに“右利きの猫の方が左利きの猫よりも遊び好き”だそう。

透明な瓶の中におやつを入れ、猫が取り出す時にどちらの手(足)を使っているかを1日に10回、1日おきに行い、100回行えば正確な愛猫の利き手がわかるといわれています。

まとめ

“甘さを感じない”、“利き手がある”といった意外な猫の特徴など、10個の雑学を紹介しました。この記事でもっと猫のことを知ってもらえたらうれしいです。


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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