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【レシピ】まるでパンケーキ!?イギリス生まれの「クランペット」の作り方

【レシピ】まるでパンケーキ!?イギリス生まれの「クランペット」の作り方

SNSを中心に、静かなブームとなっているイギリス生まれのパンケーキ「クランペット」。おうちで過ごす時間に「いつもとちょっと違ったものを、なるべく手軽に食べたい!」と感じる人が増え、注目が集まったようです。今回はそんな気分にぴったりな「クランペット」の作り方をご紹介します。

クランペットってどんな食べ物?

クランペットとは
クランペットは、イギリスでよく食べられている軽食の一種です。
小さなパンケーキのような見た目をしていて、直径は7~8cmほど。モチッとした食感で厚みがあり、表面には小さな穴が空いています。

イギリスでは昔からこのクランペットが朝食やおやつとして食べられており、スーパーやカフェでも気軽に買うことができるそうです。
海外の食材が充実したスーパーでなら、日本でも見かけることがありますね。

日本ではまだあまり馴染みのないクランペットですが、おうちでも作れることはご存知でしたか?
生地を発酵させる時間さえあれば、材料はとてもシンプルで、手順も簡単。のんびりしたい休日の朝食やティータイムにいかがでしょうか。

クランペットの基本的な作り方

さっそく、クランペットの作り方を紹介していきましょう。

【材料】(直径8cm×5枚分)

  • 薄力粉 50g
  • 強力粉 50g
  • 牛乳 75ml
  • 水 75ml
  • 塩 ひとつまみ
  • 砂糖 小さじ1
  • インスタントドライイースト 小さじ1
  • サラダ油 適量

【1】強力粉と薄力粉を合わせてボウルの中にふるい、山を作ります。

クランペット作り方 生地を合わせる

【2】マグカップなどの耐熱容器に牛乳、水、砂糖、塩、ドライイーストを混ぜ合わせ、レンジで人肌程度に温めます。

この時、熱くなりすぎないように注意してください。
ドライイーストの中ではイースト菌が生きて働いています。人肌程度に温めるとイースト菌が活発になりますが、温度が高すぎると死んでしまいます。
500Wで20~30秒程度から様子を見つつ温めるのがオススメです。

【3】粉の山の中央を少しくぼませ、【2】をやさしく注ぎ入れます。

クランペット作り方 生地を混ぜる

泡立て器でかき混ぜ、ダマが残らないように馴染ませましょう。

【4】ボウルにラップをかけて、30度の場所で生地を約40分発酵させます。

暖かい季節なら室温でも十分に発酵します。
室温が低い場合は、電子レンジの発酵モードを使うか、ストーブのそばやコタツの中などに置いておくとよいでしょう。

また、朝起きてすぐに食べたい場合は、前日に生地を仕込んでおくのもオススメです。
前日の夜に生地を合わせて約40分発酵させ、冷蔵庫にしまっておきましょう。

【5】厚紙とアルミホイルでセルクルを作ります。

今回は発酵を待っている間にセルクルを手作りします。

セルクルとはおもにお菓子作りで使う底のない型のことで、イギリスではこの型を使ってクランペットを円形に焼き上げます。
100均でも売られていることがありますが、厚紙とアルミホイルで簡単にできますよ。
フライパンに一度に乗せられる数だけ作っておくと効率的です。

セルクルがなくてもクランペットは焼けるので、省略してしまってもかまいません。
その場合は少し薄めの焼き上がりになります。

直径8cmの型がほしいので、厚紙をタテ約25cm(円周約22cm+のりしろ約3cm)、ヨコ約3cmに厚紙を切り出し、ひとまわり大きく切ったアルミホイルで包みます。

クランペット作り方 セルクルが無い場合

きれいな面を内側にし、輪を作ってホッチキスで留めれば完成です。

クランペット作り方 セルクルの作り方

【6】フライパンで生地を焼きます。

クランペットの作り方 生地の発酵

約40分が経過し、生地がふわっと膨らみました。
フライパンにサラダ油を薄く引きます。セルクルの内側にも塗っておくと、生地が外れやすくなります。

お玉でセルクルに生地の5分の1を流し入れます。

クランペットの焼き方 焼きの目安

弱めの中火で7分ほど焼くと、生地の表面が盛り上がり、表面に少し穴が空きます。
裏返し、弱火で3分ほど焼いて完成です。

お好みの食べ方で

クランペットの作り方 盛り付け

クランペットは、バターとシロップでシンプルに食べてもとてもおいしいもの。
ですが、いろいろな料理とも合わせられます。

スイーツ系であれば、ジャムやフルーツ、ホイップクリーム、ココアパウダー、アイスクリームなどを。

おかず系であれば、卵料理やサラダのほか、ソーセージやベーコンなどの肉類とも相性バッチリです♪

みんなのクランペットアレンジ

では実際に、どのようなアレンジ方法があるのか見ていきましょう。

クランペット スイーツ系

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こちらはいちじくと夏イチゴ、ホイップクリームを添えた、スイーツ系の一皿。
クランペットの素朴な味わいに、フルーツのみずみずしい甘さが加わった、朝食やティータイムにオススメのアレンジです。

彩りがプラスされて、見た目もとても華やかですね。

こちらはおかず系の一皿です。
お皿に一緒に乗っているガーリッククミンソテーの濃厚な味わいにも、クランペットはよく合います! 上にトッピングされたミックスナッツの食感と香ばしさも、いいアクセントに。

仕上げに粉砂糖でおめかしして、ちょっと贅沢な朝食やブランチに♪

作って分かったクランペットの3つの魅力

カリカリ、もっちりした食感

片面を長めに焼くことで、焦げ目ができて香ばしく、カリッとした歯ざわりが生まれます。

生地全体は発酵してふんわりと膨らんでもちもちした食感になり、そのコントラストがとても楽しいのです。

アレンジ自在

クランペットそのものの味付けは、ほんの少しの塩と砂糖だけ。ホットケーキなどと比べると生地の甘さはかなり控えめです。

この素朴な味わいが幅広い料理を受け止めてくれるので、飽きることなく食べられます。

1枚目はおかず系、2枚目はスイーツ系というように味付けを変えたり、たくさんの付け合わせを用意して家族や友人とクランペットパーティーをするのもオススメです。

レシピがシンプルで節約にも◎

クランペットはおもに薄力粉、強力粉と牛乳でできており、他の材料もスーパーで手に入るシンプルなものばかりです。
レシピも簡単で、思い立ったらすぐ生地を仕込めるのが嬉しいところ。

また、卵を使わないので、カロリーが心配な人や卵が食べられない人も食べられます。
「ホットケーキミックスを切らしていた!」という時にも便利なので、ぜひ一度作ってみてくださいね。


ライター

てんむす

大阪府生まれ京都府在住。生き物と食べ物が好き。2019年に行ったドイツ旅行で大きな博物館とおいしいグミに感激し、ドイツ語を勉強中です。

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