目次
奈良にある吊り橋を10カ所、ご紹介します。奈良は全国的にみても吊り橋が多めの県です。
●大自然に囲まれて癒されたい
そんな方はぜひ訪れてみてください!
温泉地や観光地が近くにある吊り橋もあるので、週末におでかけしてみては?
奈良にあるおすすめ吊り橋10選!
1.【吉野郡十津川村】込之上橋
「込之上橋」(奈良県吉野郡十津川村込之上)は、十津川にかかる吊り橋で「十津川村吊り橋13選」の1つにも指定されています。高さ19m、長さは161mあり、踏み板の幅が狭いのでかなりのスリルを味わえます! 橋の定員は5名。大勢で訪れた際は一度に渡らないように注意してください。晴れた日には川面が青く見えて絶好の「映えスポット」に。川縁から吊り橋と川面を組み合わせて撮影するのもおすすめです。
橋の上からは「二津野ダム湖」が一望でき、秋は紅葉が美しいですよ。周囲には山菜料理やおそばが楽しめる店があるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか? また、十津川村では源泉かけながしの温泉も楽しめます。
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡十津川村込之上(MAP)
2.【吉野郡十津川村】山彦橋
「山彦橋」(奈良県吉野郡十津川村神下)は、奈良と三重の県境にかかる小さな生活用の吊り橋。長さ83m、高さ25mと吊り橋の規模としては小さいですが、揺れが大きくてかなりのスリルがあります。
橋の上からは「瀞峡(どろきょう)」の絶景が見え、絶好の撮影スポットですよ。橋を通行する人が少なければ、じっくりと写真を撮ることもできます。
近くには、「瀞峡ウォータージェット船」の発着場があるので、吊り橋を渡った後は乗船して今度は川から吊り橋を見上げるのもおすすめ。「瀞峡」は巨岩・奇岩の名所としても知られており、天気が良ければ青空に吊り橋、巨岩、コバルトブルーに輝く川面の組み合わせが見られるかもしれません。近くにはホテルもあり、「瀞峡」の自然を見ながら軽食やランチ、ドリンクを楽しめます。
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡十津川村神下(MAP)
3.【吉野郡十津川村】谷瀬の吊り橋
「谷瀬の吊り橋」(奈良県吉野郡十津川村上野地)は、十津川村の名所の一つ。上野地と谷瀬を結んでおり、長さは297mあります。54mの高さからのぞむ十津川(熊野川)や周囲の山々はまさに絶景ですよ。
長い吊り橋として全国的にも知名度が高く、現在も生活用の吊り橋としては、日本一の長さなのだそうです。少し風の強い日はゆらゆらとゆれて、まるで空中を散歩しているような気分が味わえます。
近くにはオートキャンプ場があるので、キャンプを楽しみながら絶景を撮影するのもおすすめです。吊り橋がある十津川村には「十津川温泉」があり、源泉掛け流しの温泉が楽しめます。日帰り入浴や足湯、手湯ができる施設も充実しています。飲泉ができる珍しい温泉ですよ。
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡十津川村上野地65-2(MAP)
■ http://totsukawa.info/joho/kanko/
4.【吉野郡十津川村】柳本橋
「柳本橋」(奈良県吉野郡十津川村平谷)は、「十津川村吊り橋13選」にも選ばれている吊り橋です。高さ10m、長さ90mと決して大きな吊り橋ではありませんが、橋幅が1mくらいしかなく、ゆれもかなりあります。
世界遺産に指定された「熊野参詣道」の1つ、「果無峠」への登り口でもあるので、休日はハイカーで賑わうこともあります。
1人が通るのがやっとの幅で渡れる定員は5名なので、橋の上から写真を撮りたい場合は、人が少ないときを狙って渡りましょう。橋を渡って「熊野古道」を少し歩き、果無集落までハイキング気分で歩いてみるのもおすすめ。「果無集落」は天空の郷とも呼ばれ、懐かしい気持ちになれます。また、橋の近くには「野猿」という人力ロープウェイを体験できる場所もあります。
柳橋がある十津川村は、良質の温泉が湧き出しています。村内の温泉は源泉かけながしが多く、日帰り入浴や足湯、手湯などを楽しめる施設も充実。飲泉もできるので、大自然の中でリフレッシュして体を調えに訪れてみてはいかがでしょうか?
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡十津川村平谷(MAP)
5.【吉野郡十津川村】林橋
「林橋」(奈良県吉野郡十津川村高津)は、「谷瀬の吊り橋」からほど近い場所にある小さな生活用吊り橋です。小さいといっても高さ12m、長さは186mあり、初めて渡る方にとっては十分スリルを感じられる橋です。レトロ感たっぷりの橋で、歩く度にギシギシと音がなる様子はドキドキするはず。橋の上からは美しい十津川の水面が楽しめます。
「林橋」がある十津川村は、奈良県内でも吊り橋が多い自治体です。「谷瀬の吊り橋」のように全国的にも有名な吊り橋もあるので、吊り橋巡りを楽しむ人も多いとか。また、「十津川温泉」は、源泉掛け流しのお風呂が多い良質な温泉場です。天気の良い日は吊り橋巡りをして、温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。春には桜、秋には紅葉も楽しめ、キャンプ場も複数あります。
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡十津川高津(MAP)
6.【吉野郡天川村】かりがね橋
「かりがね橋」(奈良県吉野郡天川村洞川)は、「龍泉寺」裏から「大原山展望台」にかけてかかる吊り橋。高さ120m、長さ50mで、天川村で最も長い吊り橋なのだとか。定員は20名、橋全体が細かい金網で覆われているので、むき出しの吊り橋に比べると安心感があります。とはいえ、橋の中程まで進むと自重でかなりゆれることもあるので、高いところが苦手な方はゆっくりと渡りましょう。
橋の上からは「洞川温泉街」が一望できます。高い山の懐に抱かれるような街並みは、まるでミニチュアのようで、見ていて飽きません。
「洞川温泉街」は標高が高く“関西の軽井沢”とも呼ばれ、避暑地としても人気があるのだとか。古くは大峯山で修行する修験者などが心身を癒やすために温泉を利用していたそうです。日本名水百選に選ばれた洞川湧水群もあり、名水を使った「名水豆腐」が名物です。吊り橋を渡るついでに温泉でゆっくり心身をいやしてみてはいかがでしょうか?
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡天川村洞川(MAP)
7.【吉野郡天川村】川合の吊橋
「川合の吊橋」(奈良県吉野郡天川村)は、「天川村役場」からほど近い場所にある吊り橋です。民家のすぐ近くに橋があり、まさに「生活のための橋」といった雰囲気。「ファミリーキャンプ場いのせ」からもほど近い場所にあるので、スリルを求める家族連れなどで賑わうことも多い橋です。一度に渡れる定員は5名までなので、大人数で訪れた場合は時間差で渡りましょう。
天川村には、「みたらい渓谷」という関西屈指の紅葉の名所がありますが、「川合の吊り橋」近辺にも紅葉が点在しており、10月下旬頃から紅葉を楽しめます。川と橋、紅葉を組み合わせて素敵な写真を撮る方も多いですよ。また、天川村は「天川プリン」という隠れた名物があります。天川村のお土産というと「きりこ」という素朴なおかきが有名ですが、このプリンはジャージー牛の牛乳をベースにつくったまろやかで都会的な味わいです。お土産にいかがですか?
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡天川村(MAP)
8.【吉野郡黒滝村】黒滝吊り橋
「黒滝吊り橋」(奈良県吉野郡黒滝村御吉野)は、「丹生川」の上空35mの高さにかかる全長115mの吊り橋。川の上というより、山と山を結ぶ天空の吊り橋のようです。
「吊床版橋」という方式で造られた吊り橋の中では日本最大級の長さをほこり、別名は「恐怖の吊り橋」。橋を吊るケーブルがないので、結構な怖さを感じる方もいるかもしれませんね。
橋の上からは黒滝村や周囲の山々、丹生川が一望でき、絶好の撮影スポットです。黒滝村は奈良のほぼ中央に位置していて、村内には「黒滝・森物語村」というバーベキューや温泉(鉱石を使った人工温泉)、キャンプを楽しめる施設があります。日帰り入浴なども楽しめるので、自然を満喫したいときにはぴったりですよ。
【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡黒滝村御吉野212(MAP)
9.【生駒郡】とっくり吊り橋
「とっくり吊り橋」(奈良県生駒郡三郷町南畑)は、文字どおり「とっくり」のような形をしたダム湖の中程にかかる橋です。長さ100mほどのこぢんまりとした吊り橋で、地元の方は自転車でもすいすいと渡られています(慣れていない方は注意しましょう)。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が楽しめる隠れた映えスポット。大阪市内からリフレッシュしに来る方も多いそうです。
橋幅は約1mとかなり狭いので、1人ずつゆっくり渡るのがおすすめ。湖の畔にも、素敵な写真が撮れるスポットが豊富です。近くには、「信貴山の毘沙門さん」と呼ばれて親しまれている「信貴山朝護孫子寺」があり、お参りがてら立ち寄る方もいますよ。
とっくり湖はバス釣りの名所でもあるので、釣りが好きな方にもイチオシです。なお、とっくり湖に駐車場はないので、「信貴山朝護孫子寺」の駐車場を利用してください。
【スポット情報】
■住所:奈良県生駒郡三郷町南畑(MAP)
■ https://www.town.sango.nara.jp/site/kanko/1127.html
10.【奈良市】八幡橋
「八幡橋」(奈良県奈良市月ヶ瀬桃香野)は名勝「月ヶ瀬梅林」の近く、名張川にかかる大きな吊り橋です。吊り橋というと人が1人やっと通れるほどの小さなものがイメージされますが、八幡橋は橋幅が3.8mあり、一般車の通行も可能。しかし、吊り橋であることに代わりはないので、歩いて渡れば結構なスリルが味わえます。
橋から周囲の風景を撮影するのはもちろんのこと、川縁から橋と山、橋と桜を撮影してもきれいな写真が撮れるでしょう。
周囲には桜の木がたくさんあり、春になれば橋上から美しい桜が楽しめます。また、近くには修験道の祖、「役小角」が修行したと伝わる「龍王の滝」があります。落差が5~10m程度の小さな滝ですが、神秘的な雰囲気です。途中は結構な山道なので、スニーカーなどしっかりとした靴で観光にいきましょう。夏には「龍神祭」が開かれます。
【スポット情報】
■住所:奈良県奈良市月ヶ瀬桃香野(MAP)
まとめ
今回は奈良にある吊り橋10選を紹介しました。なお、台風や豪雨の影響により、道路や橋が通行止めになっている場合があります。事前に最新の道路情報をサイト等でご確認のうえ、お出かけください。
▼参考サイト
奈良県道路規制情報
また、吊り橋は生活道路として使用されている場合もあります。観光に訪れた際には行動に十分に気をつけ、禁止行為は守りましょう。