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【エアプランツの育て方】枯らさないコツや初心者でも育てやすい品種を紹介

【エアプランツの育て方】枯らさないコツや初心者でも育てやすい品種を紹介

エアプランツの育て方について紹介します。土がいらず室内で育てやすいエアプランツ。水やりや置き場所に気を付ければ、初心者でも育てやすい植物です。枯らさないための対策や初心者でも育てやすい品種も紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

エアプランツ(チランジア)とは?

エアプランツとはパイナップル科チランジア属の植物の総称です。空気中の水分を吸収することからエアプランツと呼ばれていて、パイナップルの遠い仲間でもあります。
土が不要なので室内で管理しやすく、初心者でもインテリアに取り入れやすいのが魅力です。

(1)土が不要な植物

ワイヤートレイに乗せたエアプランツ

エアプランツは樹の枝や皮、岩などに根を張る着生植物です。そのため、観葉植物などのように土を必要としません。
家の中で育てる場合も置き場所や飾り方の自由度が高く、グリーン初心者の人でも取り入れやすい植物です。

(2)銀葉種と緑葉種に分類される

緑葉種と銀葉種のエアプランツ

エアプランツは大きく2つの種類があり、表面にあるトリコームという細かい毛の量によって分類されます。
このトリコームが多い種類が「銀葉種」。画像の右側のもので、見た目が白っぽくふわふわとした感触です。トリコームは水分を吸収するため、銀葉種は乾燥に強いですが蒸れやすい特徴があります。

一方で、画像左側のトリコームの少ないエアプランツが「緑葉種」です。鮮やかな緑色に見え、肌触りはつるっとしています。水分を吸収するトリコームが少ないため、すぐに乾いて蒸れにくいですが乾燥しやすいです。

(3)根が伸びたり花が咲いたりすることも

根が伸びたエアプランツ

着生植物であるエアプランツも元気に育っていくと根が伸びてきます。樹や岩などに着生する時に、この根が支えとなる役割を持っていますが、多少の水分や養分を吸収することもできます。
また、上手に育てると赤色や紫色のユニークな見た目をした花が咲く種類もあります。

エアプランツの育て方のコツ

それではここで、エアプランツの育て方について解説します。ちょっとしたポイントに気を付けていれば、エアプランツは手のかからない植物です。毎日の水やりも不要なので、忙しい人にもおすすめですよ。

(1)普段は霧吹きで水やりを

霧吹きでエアプランツに水やりする

エアプランツの水やりは霧吹きを使います。シュッシュッと全体がびっしょり濡れるくらいに水を吹きかけましょう。裏表まんべんなくしてくださいね。
水を与えたあとは、しっかり水気を切って乾かすことが大切。やさしく振ってからしばらく逆さまに置いておくといいですよ。

水やり頻度は、生育期である春~秋は週に2~3回程度がおすすめ。夕方~夜だと気孔が開いて水を吸収しやすくなるので、その時間帯に行うようにしましょう。
一方で冬は休眠期になるので週に1回程度の水やりでOK。時間帯も気温の低い夜間ではなく、あたたかい昼間に行うようにします。

(2)乾燥気味の時は「ソーキング」

エアプランツを瓶に入れてソーキングする

エアプランツには「ソーキング」という水やりの方法があります。これは株ごと水に浸けてしまうやり方。ボウルや瓶などの入れ物に水を張って、3~4時間ほど浸けておき、その後取り出してしっかり乾かします。

このソーキングをするタイミングは、エアプランツが乾燥気味の時。手に持った時に普段より軽くてカサカサしていたり、葉先が枯れかかっていたりする場合に行います。
また、ソーキングは春~秋の期間に月1回程度を目安にし、休眠期の冬は控えるようにしましょう。

(3)風通しの良い場所に置く

窓際の風通しのいい場所にエアプランツを置く

水やりやソーキングのところでも触れましたが、エアプランツは水やり後にしっかり乾かすことが大切。乾きが悪いと蒸れて枯れてしまう場合があります。そのため、風通しの良い場所に置くのがおすすめです。

ただし、扇風機やエアコンの風が直接当たると乾燥しやすくなってしまうので注意。風通しの悪い場所に置くなら、サーキュレーターなどを壁や天井に当て、うまく空気が循環するようにしてください。

(4)明るい日陰で管理

ブラインド越しの明るい日陰にエアプランツを置く

エアプランツも植物なので日光を好みますが、直射日光は葉焼けしてしまうのでNG。レースカーテンやブラインド越しの明るい日陰に置くのがおすすめです。
特にトリコームの少ない緑葉種は乾燥しやすく、日光にもあまり強くないので注意しましょう。

エアプランツが枯れる原因は?対策方法もご紹介

葉先が枯れたエアプランツ

エアプランツが枯れる原因は、乾燥か蒸れに関する場合がほとんど。乾燥しすぎると葉先から茶色くなっていき、カサカサになって枯れてしまいます。

また反対に、乾きが悪いと蒸れてしまって、葉っぱがバラバラと崩れてしまうこともあります。特に株の内側に水が溜まって乾きにくい場合に起こります。そのため、以下のことに気を付けておきましょう。

  • 水やり頻度に気を付ける
  • 水やり後はしっかり乾かす
  • 風通しの良い場所に置く

また、乾燥してきたなと思ったらソーキングで水分を与えるのもポイントです。葉が細い品種は乾燥しやすい傾向があるので、水やり頻度にも気を付けておきましょう。そして緑葉種は乾燥しやすく、銀葉種は蒸れやすいという点も頭の片隅に入れておいてくださいね。

初心者でも育てやすいおすすめのエアプランツ品種

エアプランツはたくさんの品種があります。もちろん見た目で選んでもいいのですが、初心者なら枯れにくいものが安心ですね。
そこで、丈夫で育てやすい品種を紹介します。100均でも手に入る種類なので、気軽に始められますよ。

(1)銀葉種【イオナンタ】

エアプランツのイオナンタ

イオナンタはエアプランツの中でも定番品種です。エアプランツは観葉植物などに比べて生長がゆったりしていますが、イオナンタはその中でも早めに生長します。
株が大きくなる楽しさも感じやすいでしょう。丈夫なので多少水やりを忘れてしまっても枯れにくく、まさに初心者にぴったりです。

(2)緑葉種【ブラキカウロス】

エアプランツのブラキカウロス

ブラキカウロスはやわらかい葉がたくさんある品種。こちらもよく見かける定番の種類で、ボリュームも出やすいので飾るのが楽しい魅力もあります。
緑葉種のため乾燥に弱いですが、比較的丈夫で生長も早めです。緑葉種をはじめて育てるのに向いています。

(3)銀葉種【カプトメデューサエ】

エアプランツのカプトメデューサエ

特徴的な名前のカプトメデューサエ。ギリシャ神話のメデューサの頭に似ていることから名づけられたそうで、ユニークな見た目をしています。こちらも丈夫で育てやすい品種。
ただし、内側に水が溜まりやすい形をしているので、水やり後はしっかり乾かすことが大切です。上手に育てていくと開花しやすい特徴もあります。

乾燥や蒸れに気を付けてエアプランツを上手に育ててみよう

今回は、エアプランツの育て方について紹介しました。土がいらないので衛生的に管理できるエアプランツは、室内に取り入れやすい植物です。いろいろな場所に置けるので、インテリアのアクセントにもぴったりですね。

そんなエアプランツは乾燥や蒸れに気を付ければ、元気に育てられるはずです。100均などでも購入できるので、ぜひこの機会にエアプランツの栽培を始めてみてはいかがでしょうか?


ライター

ハナ

インテリア・ライフスタイル専門ライター。大手インテリアショップでの勤務経験を活かし、暮らしを楽しく快適にするアイデアを執筆しています。ガーデニングや観葉植物についても研究中。

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