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【京都】中秋の名月を観に行こう!観月会や夜間拝観を行う寺社5選

【京都】中秋の名月を観に行こう!観月会や夜間拝観を行う寺社5選

中秋の名月とは旧暦8月15日の夜(2021年は9月21日)に出る月のこと。日本では古来より月を愛でる習慣があり、現在でも各地の寺社で観月祭が行われています。今回は中秋の名月に合わせ、観月会や夜間拝観を行う京都の寺社をご紹介。秋の夜長を楽しむヒントにしてくださいね。

※緊急事態宣言など政府の要請により行事の開催が内容変更・中止される可能性があります。最新の開催情報については各寺社のホームページをご確認ください。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

【1】高台寺の「観月茶会」

高台寺の観月茶会

豊臣秀吉の正室(本妻)であるねねゆかりのお寺「高台寺」では例年9月になると「観月茶会」が行われます。(2021年開催日程は9月3日~26日の金土日)
「高台寺 湖月庵」での薄茶席、案内付きの庭園拝観、「京湯葉料理 高台寺 羽柴」の点心(食事)を楽しめる贅沢なプランです。

「高台寺」では季節ごとに夜間拝観を開催していますが、9月の庭園ライトアップは「観月茶会」に参加した方のためだけに行われるもの。案内を聞きながらゆったりと庭園を拝観することができます。

高台寺の観月台

高台寺の「偃月池(えんげついけ)」には、開山堂と書院を結ぶ「楼舟廊」が架かり、その中央にあるのが唐破風造りの観月台です。ねねはここから池に映り込む月を眺め、亡き夫秀吉を偲んでいたと伝えられています。

虫の音を聴きながらのお茶会後には、池に映る月を眺めて静かな秋の夜を過ごしてみてくださいね。

【2021年「観月茶会」について】
料金:7,000円 ※薄茶席・案内付拝観・京ゆば料理羽柴の点心(お食事)付
日程:2021年9月3日~9月26日の金土日
受付時間:17:00~18:00
※参加前日の16:00までに要予約

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
■アクセス:市バス「東山安井」から徒歩7分
■通常拝観時間:9:00~17:00(閉門17:30)※夜間拝観についてはホームページをご確認ください。
■定休日:なし
■電話番号:075-561-9966
https://www.kodaiji.com/

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
京都府が発表した「感染拡大予防ガイドライン」に準拠した策の実施
※30名以上の参拝者および修学旅行生の団体に関しては、「日本旅行業協会」が発行した「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き」での、「12.入場観覧施設利用上の対策」を講じての対応をしています。

【2】大覚寺の「観月の夕べ」<2021年中止決定>

大覚寺の観月の夕べ
※画像は「観月の夕べ」開催時のものです。2021 年は開催されません

嵯峨天皇の離宮として建立され、嵯峨御所とも呼ばれる「大覚寺」。その東側に位置する国指定名勝「大沢池」は、周囲約1kmの人工林泉(林や泉水などのある庭園)です。

日本三大名月鑑賞地である「大沢池」では、中秋の時期に「観月の夕べ」が行われます。この行事は、嵯峨天皇が中秋の名月に舟を池に浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことが始まりといわれています。

大覚寺の龍頭鷁首舟
※画像は「観月の夕べ」開催時のものです。2021 年は開催されません

「龍頭鷁首舟(りゅうとうげきしゅせん)」での「大沢池」遊覧と五大堂観月席でのお抹茶がセットになった「特別チケット」は、事前申し込み限定。事前申し込みできなかった人も、「大沢池」エリアへ入場・散策・お月見はできますよ。

空に煌々と輝く月、静かな水面に映る月、そして水面をゆったりと漕ぎ進む「龍頭鷁首舟」を眺めれば、気分は平安貴族! 日常の喧騒を忘れる雅なひとときを過ごしたい人におすすめです。

【2021年度「観月の夕べ」について】
緊急事態宣言発令中のため、2021年度の「観月の夕べ」は中止。

【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
■アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩20分
■通常参拝料:お堂エリア 大人500円、小中高生300円/大沢池エリア 大人300円、小中高生100円
■通常参拝時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
■休日:なし ※お堂エリアは、寺内行事により内拝不可日有
■電話番号:075-871-0071
https://www.daikakuji.or.jp/

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
●入場制限
・人数制限を設けておりますので、お待ちいただくことがございます。
・風邪症状等の体調不良が見られる場合は、ご参拝をご遠慮ください。
●感染予防対策
・手指の消毒をお願いいたします。
・ご参拝中はマスクを着用願います。※お持ちでない方はハンカチ等をご使用ください。
・咳エチケット等、ご配慮をお願いいたします。
・周りの方との距離を適切にとるようご配慮願います。
・できるだけ会話をお控えください。
・読経は静かにお願いします。

【3】智積院の「観月会」<2021年度中止決定>

智積院の観月会
※画像は「観月会」開催時のものです。2021年度は「観月会」は開催されません

真言宗智山派の総本山である「智積院」では、毎年中秋の名月にあわせ「観月会」を開催しています。
残念ながら2021年度は開催中止となってしまいましたが、例年は名勝庭園のライトアップ、ミニコンサート、宸殿の堂本印象襖絵特別公開など、年に一度の特別な催しとして多くの人が訪れていました。

「智積院」の観月会で特徴的なのが「月輪観」。「月輪観」とは自分の心が「満月のように欠けることなく真ん丸で、澄みきって清らかに明るく光輝いている」と観じる密教の瞑想法です。

「智積院」を拝観したことがある人も、普段とはちがった雰囲気を感じられるはず。秋の夜に心を整えることができる「観月会」。来年以降開催された際にはぜひ訪れてみてくださいね。

【2021年度「観月会」について】
中止決定(ライトアップ、ミニコンサート、宸殿の堂本印象襖絵特別公開、声明公演すべて)

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区東瓦町964
■アクセス:京都市バス「東山七条」から徒歩3分
■拝観料:大人 500円、中高生300円、 小学生 200円
■拝観時間:9:00~16:00
■休日:12月29日、30日、31日
■電話番号:075-541-5361
https://chisan.or.jp/

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
拝観の際は、マスクの着用・手指の消毒等の感染症対策にご協力をお願いいたします。

ライター

中村 ゆか

京都の情報誌で編集兼ライターを経験したのち、現在はフリーライターとして活動中。食べ物、化粧品、寺社仏閣が好き。レビュー記事や取材記事など、自分が体験したことを文章にするのが得意です。

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