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フレンチカジュアルの定番「セントジェームス」のボーダーシャツ/30代からの名品vol.13

フレンチカジュアルの定番「セントジェームス」のボーダーシャツ/30代からの名品vol.13

ASAMIがお送りする『30代からの名品』。“大切に使い続けたい”と思えるファッションアイテムやコスメ、雑貨などを紹介します。今回は、ボーダー好きには外せない「セントジェームス(SAINT JAMES)」をピックアップ。(毎月第2・4金曜更新)

こんにちは、ASAMIです。
「良いものを長く大切に使い続ける」という私のライフスタイルテーマをもとにお届けする連載コラム『30代からの名品』。

今回は、ボーダーシャツといえば「セントジェームス!」というくらい、定番中の定番「セントジェームス(SAINT JAMES)」をご紹介したいと思います。

セントジェームスの歴史

1889年、フランス北部ノルマンディー地方にあるセントジェームス市、その地の豊かな自然と海の暮らしから「セントジェームス」は誕生しました。

産業革命後、手作業だった紡績・繊維業は、当時の市長レオン・ルガレ氏によって工業化され、地域を引っ張る主産業に発展しました。「セントジェームス」は、20世紀に入った後も成長し続け、現在に至ってもフランスを代表するブランドとして、高く評価されています。

ブランドのシンボル的存在であるコットンボーダーシャツの歴史はなんと100年以上。ボーダーカットソーの先駆けとも言える、セントジェームスのボーダーシャツは、もともとは漁師や船乗りたちの仕事着でした。とても丈夫であたたかく質の高いシャツは、海の男達から大変人気だったそうです。

また、ボーダーシャツはスペインのバスク地方の船乗りたちが着ていたことに由来して、バスクシャツとも言われています。「セントジェームス」のバスクシャツは、あのパブロ・ピカソも愛用していたそうで、世界中のボーダー愛好家たちに心地よい時間を与え続けています。

着ていくほどに馴染んでいく「ナヴァル(NAVAL)」

セントジェームスボーダーシャツ集合

今回はそのなかでも定番の型、「ナヴァル」をご紹介したいと思います。
フランス海軍の水兵たちの制服の呼び名から名付けられた「ナヴァル」。
パネルボーダーという、肩・首もと・裾が無地になっているデザインが特徴です。

通常のボーダーとは違い、お顔のすぐ下に柄が来ないので、ボーダーが得意でない人でもコーディネートに取り入れやすいと思います。

ボートネック

ボーダーシャツのボートネック

大きく開きすぎないボートネックはカジュアルさを残しながら、すっきりと女性らしい印象。コットン100%の生地は、ハリ感があり、始めはかたく感じられますが、着ていくほどに馴染んで、さらっと身体を包み込むような着心地になっていきます。

スリット

ボーダーシャツのスリット

裾にスリットが入っているので、トップスインでもアウトでももたつかず軽やかに着こなせます。

ボーダーシャツをデニムにインした写真

ロゴ

セントジェームスのロゴ

左肩にはさりげない「SAINT JAMES」のロゴマーク。ほんのちょっとしたワンポイントがこなれていて、目を惹きます。

ハンガーにかかっているボーダーシャツ

「SAINT JAMES」のシャツは、サイズ展開が豊富なので子供から大人まで、自分の体型や好みに応じたサイズを選んで、ときには家族やパートナーとシェアしたりして♪
流行りに左右されず、何年も長く使っていけるアイテムです。

ボーダーシャツで晴れの日も雨の日もさわやかに

どんなお天気の下でも、プレーンなボーダーシャツはさわやかに映えますよね。
晴れた日と雨の日のコーディネートをご紹介します。

セントジェームスシャツの晴れた日のコーデ
Shirt:SAINT JAMES Pants:Deuxieme Classe Shoes:The row Bag:J&M Davidson Hat:La Maison de Lyllis

晴れた日は、明るいブルー×ホワイトの「ナヴァル」を主役に、大人っぽいカジュアルコーディネート。

季節感のある白のリネンパンツをボーダーシャツにシンプルに合わせて、印象的なトングサンダルとシルバーの小物をアクセントに仕上げました。

セントジェームスのシャツ雨の日のコーデ
Shirt:SAINT JAMES Jacket:DANSKIN Skirt:nagonstans Shoes:Reebok Bag:Celine

雨の日は、シックなネイビー×ホワイトの「ナヴァル」をインナーに、ストレスフリーな着こなし。

タイトスカートや正統派ショルダーバッグのきれいめアイテムと、ナイロンジャケットやスニーカーのカジュアルアイテムをミックスしました。

肌寒い日や湿度の高い日も、吸水性のあるコットン100%の素材は心地よく快適に過ごすことができますね。自分で気軽にお洗濯できるのも嬉しいところです。

セントジェームスのシャツを着て感じること

「セントジェームス」のシャツに袖を通すと、自然を感じられるようなのびやかな空気感が漂う気がします。
きっと当時のノルマンディーの水兵さん達の生き生きとした雰囲気が、そのまま今に受け継がれているんでしょうね。

今回コラムを書いてみて、歴史あるものを自分なりに解釈して、自分らしいかたちで日々の暮らしに取り入れていくことって素敵だなと改めて感じました。

こちらのコラムは第2・4金曜日に更新します。
では、また次回の更新をお楽しみに!

▼ 連載「30代からの名品」

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ライター

ASAMI

働く女性にファッションコーデやライフスタイルのアイデアを提案。ファッションコーディネートサイト『bo-té(ボーテ)』のスタイリスト兼モデルとしても活動。30代女性のアイコン的存在。 【Instagram】https://www.instagram.com/asami_bo/

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