大人女性向け透明感ヘアカラーと眉メイクでツヤ美人に大変身！【vol.2】

人の印象の7割を占めるといわれているヘアスタイル。

アラサー世代になると、大人女性の落ち着きとこなれ感が出せるヘアスタイルにしたいけれど、どういう髪色やデザインがいいのかわからず迷いがちではないですか？

さらに、ツヤが出にくかったり毛先がパサつくといった悩みもより顕著にあらわれてくるころでしょう。

そこで今回は、大人女性におすすめの髪色とデザインについて、トータルビューティーサロン「trico梅田店」でカラーテクニカルディレクターを務める石川武人さんに聞きました！

前回、座談会で「ヘアカラーに関する悩み」を相談した読者モデル2名が実際におすすめのヘアスタイルにイメチェンしたので、ぜひ参考にしてくださいね。

▼前回の座談会の模様はこちら
ヘアカラーの色落ちやダメージをなんとかしたい！美容師さんに悩み相談【vol.1】

大人女性のヘアカラーは「透明感」と「ツヤ」がポイント

髪を健康的に美しく見せる要素といえば「透明感」と「ツヤ」ですよね。
実はこの2つの要素はヘアカラーとデザインによって演出することができます。どういった仕組みなのか石川さんに解説いただきました！

髪に透明感とツヤが出る仕組みとは

透明感とツヤは、髪にあたる光の2種類の反射によって生まれます。
1つは髪の表面ではね返る表面反射光。いわゆる「天使の輪」にあたります。

もう1つは髪の内側に光が入り込んではね返る背面反射光です。ツヤの幅が広がり透明感に繋がります。

透明感やツヤが際立つ髪色は？

「透明感」が際立つのは、アッシュやベージュ、グレージュといった赤みを抑えた色味です。反対に「ツヤ」は、ピンクや赤、ピンク寄りのバイオレットといった温かみのあるカラーが良いそうです。

透明感とツヤを演出するカラーデザインは？

透明感とツヤを演出するには「ハイライトカラー」を入れるのがおすすめとのこと。

狭い間隔の中に細くこまかく明るい色を入れていく「ハイライトカラー」は、髪全体にまんべんなくツヤや透明感を生み出します。

ホームケアも大切！正しい髪の乾かし方は？

透明感とツヤを作るためにはホームケアも大切です。
洗い流さないトリートメントを使う、ドライヤーで髪を乾かすときは根元から毛先に向かって乾かすといったことを意識しましょう。

根元から髪を乾かすことで、濡れて開いていた髪のキューティクルをしっかり閉じることができます。

一押しのヘアカラー剤「シアトネ」でイメチェン体験！

今回はヘアカラーの繰り返しによる色ムラやパサつきに悩む読者モデル2名が、石川さんが在籍する美容室「trico梅田店」でイメチェン体験！　染め上がりの透明感とツヤ感がすごいと石川さんが絶賛するカラー剤「シアトネ」を使って染めていきます。

さらに実際に「trico梅田店」で提案している“マスクビューティー”と“黄金比デザイン”という考えに基づき、ヘアスタイルと眉毛もスタイリングしていただきました！

施術前に「顔診断アプリ」を使って顔のバランスをチェック

まずは、「trico」が開発に携わった顔診断アプリ「Re:ratio Fit（リラティオフィット）」を使って顔を撮影。顔のバランスを数値化してくれるため、「黄金比」と言われる美しく見えるバランスを導き出すことができるのだそう。

その「黄金バランス」を元にヘアスタイルからカラーデザイン、眉毛のバランスまでを計算。ロジックに基づいたスタイルを提案してくれます。

イメチェン（1）ハイライトカラーで大人のうるツヤ髪に変身！

【Before】色落ちすると黄色っぽくなる髪

せっかくヘアカラーをしてもいつも黄色っぽく褪色して、同じような色になってしまうことに悩んでいる江波利恵さん。

この時も中間から下がオレンジっぽく褪色しています。また石川さんによると毛量が多く、毛質的にも重たく見えやすいタイプなのだそう。そのため細くこまかくハイライトを入れる「ベイビーライツ」と呼ばれるデザインでツヤを出し、柔らかい雰囲気を演出することに。

狭い間隔の中で細くこまかく毛束を取ってブリーチ。その後全体を、紫色にピンクを混ぜたカラーで染めていきます。黄色みは反対色であるピンク寄りの紫色で抑えていくのだそう。

【After】ツヤと透明感でこなれ感アップ

ピンク寄りの紫色が醸し出す大人可愛い雰囲気の中、ハイライトがツヤと透明感を演出しています。

「今までにないくらい髪がツヤツヤサラサラになっています！細かく入れてくださったハイライトは悪目立ちせず、ツヤ感がすごくて感激です！」と江波さん。

【カット＆眉メイク】顔型が「面長×ベース」の場合

顔型が「面長」と「ベース」のミックスである江波さんは、トップと顔周りにボリュームがあるとバランスが良いため、シルエットをひし形に。

眉毛は平行眉がおすすめとのことで、定規で平行感を見ながら黄金比率に則って自眉の形を整えています。

自眉が上がり眉だったため、眉と目の距離が近づくように眉の下側を濃いめに描き、最後に全体をパウダーと眉マスカラでぼかして仕上げています。

イメチェン（2）ダメージを感じさせない美しいバレイヤージュに大変身！

【Before】ヘアカラーの繰り返しでひどく傷んだ髪

サロンモデルをしていて髪を傷めてしまうことが多いという知念真子さんは、染め直してもすぐに色落ちし、傷みが表面化してしまうのが悩み。

石川さんによると繰り返し行われたカラーによる色ムラが激しく、中間と毛先のカラーの状態が全く異なっているため、色の分かれ目をなくす作業が必要とのこと。

そこで行われるのが「エアタッチ」という施術。
エアタッチとは、キレイなグラデーションカラーを作るために境目をボカす作業のこと。ドライヤーを使って短い髪を下に落とし、カラー剤を塗り分けていきます。

知念さんの場合、髪の中間部分はブリーチをし、毛先の明るい部分はトリートメントベースの減力したブリーチ剤を塗ってコンディションを整えていきます。

このひと手間によって上品なグラデーションができあがり、色落ちしてもキレイなデザイン「バレイヤージュ」を保てるのだそう。

【After】ヘアカラーの履歴をいかして透明感たっぷりに

シルバーと紫色をブレンドしたヘアカラーにより、立体的でキレイなグラデーションに仕上がりました。

「思っていた以上に満足です！　黄色みが抑えられて透明感もあって、毛先の傷みがなくなったかのよう。見た目も軽やかになったように感じます」と知念さん。

【カット＆眉メイク】顔型が「丸顔」の場合

顔診断で「丸顔」だった知念さんは、サイドの髪で丸みをカバー。毛先はふわっとカールさせることでやわらかい雰囲気に。

眉毛はふんわりアーチ眉がおすすめとのことで、なだらかな曲線になるようスタイリング。
また、知念さんは顔のパーツが比較的中心に寄っていることから、外側に目がいくようにした点がポイントとのこと。眉尻の特に下側を濃く描き、反対に眉頭はボカすことでバランスを取っています。

大人女性はヘアカラーの透明感とツヤで魅せる

年を重ねるごとに迷いがちなヘアカラーですが、自分では思わぬ色がしっくりきたり、デザインを駆使することで透明感やツヤを演出することもできます。
長引くマスク生活においても、明るく軽やかな印象を与えるでしょう。

顔型や髪質といった個性を活かしつつ、大人の品格漂うおしゃれを楽しみましょう！

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