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【兵庫・西宮】紅茶や本、音楽、絵画を楽しむ隠れ家カフェ「ティールームイリス」

公開:2022.02.19 更新:2022.02.24

【兵庫・西宮】紅茶や本、音楽、絵画を楽しむ隠れ家カフェ「ティールームイリス」

兵庫県西宮市の住宅街に佇む「tearoom IRiS(ティールーム イリス)」(西宮市五月ケ丘)。こだわりの紅茶や自家製スコーン、たくさんの本や音楽、絵画も楽しめる素敵なカフェです。静かな土地でゆったりと時間が流れるカフェに込められた思いをたっぷりと取材しました。

閑静な住宅街に佇む喫茶店

イリスの外観

阪急「西宮北口駅」からバスで約20分、都会の喧騒から離れた住宅街に佇む「tearoom IRiS(ティールーム イリス)」(西宮市五月ケ丘)。坂の多い住宅街を歩いていくと、「IRiS」の看板が見えてきます。一見すると家のようですが、実は知る人ぞ知る、紅茶を楽しむ隠れ家喫茶店なのです。

住んでいる家の一部を改築したという店内は吹き抜けになっており、想像よりもずっと広々とした空間が広がります。

イリスの内観

1階席はテーブルと窓際の席がメインで、窓際からは山々の景色を見渡すことができます。2階席はカウンターのような造りになっており、広い1階の店内が見えます。高台にあり、眺めが良いということで、景色を楽しみたかった筆者は窓際の席を選びました。

窓辺のランプ

紅茶を身近に楽しむためのお店

紅茶を飲むのが好きだったお母さまの影響で、幼い頃から紅茶が身近な存在だったというオーナーの安部さん。紅茶は少し高貴なイメージのある飲み物ですが、安部さんにとっての紅茶のように、訪れる人にも紅茶を身近に感じてほしいという思いで、「TEAROOM MAHISA」での修行を経て独立し「tearoom IRiS」を開業されました。

こだわって選んだ豊富な種類の紅茶と、それに合ったメニューを取り揃えており、ゆったりと紅茶を楽しめるお店になっています。一見不便にも思われる場所ですが、安部さんの地元であり、思い入れのある土地。他にお店がないので、地元を盛り上げたいという思いもあったそう。

「tearoom IRiS」の定番メニューは紅茶のポットサービスと、オリジナルの全粒粉のスコーンということで、今回はそちらをいただきました。テーブルに運ばれてきた瞬間、まず食器やティーコージーの合わせ方がとても素敵でうっとり!

スコーンセット

「ヌワラエリヤ」「ダージリン」など、聞き覚えのある紅茶の名前は実は地名で、店やブランドが違うと実は味も全然違う……などと豆知識を教えていただきつつ、紅茶のお店なのでせっかくならと安部さんに選んでいただきました。

物腰柔らかな口調で、紅茶の種類について丁寧に教えてもらい、今回は「ヌワラエリヤ」のポットサービスをいただくことに。スコーンも2種類から選べましたが、今回はプレーンな全粒粉スコーンをチョイス。スコーンは安部さんが研究を重ねた自家製で、生クリーム、ラズベリージャムと合わせていただきます。

食感は、外はサクサク、中はホロッとを見事に実現したスコーン。甘さ控えめで、生クリームやジャムと合わせたときのバランスを考えて作られています。大きすぎず、小さすぎないサイズ感でお腹もちょうど良く満たされました! スコーンと紅茶は相性が良く、紅茶もポットで提供されるのが嬉しいです。

スコーン単品

紅茶に合わせたフードメニューは、「ガトーショコラ」や「チーズケーキ」などの定番に加えて、季節のケーキセットなど、スコーン以外も充実。サンドイッチなどの軽食もあるので、ランチ利用も可能です。

本と音楽と絵画と

安部さんの紅茶以外のこだわりが、本と音楽と絵画を楽しむすべての人のための空間づくり。安部さんの趣味である音楽・読書・絵画、その全てが凝縮されたお店のこだわりをご紹介します。

掛け時計と本棚

店内に入って目に飛び込んでくるのが、高く並んだ本の棚。店内はいくつもの本棚に囲まれており、図書館と間違えてしまいそうなほどの本が置かれています。子ども向けの本、漫画、辞書まで、幅広いジャンルの蔵書は、安部さんの蔵書のほかに、お母さまやおじいさまの本をかき集めたそう。天井まで高く並ぶ本棚を置きたいという安部さんのこだわりが形になっています。

本棚

もう一つ、店内で目に入るのがピアノ。

窓辺のピアノ

楽譜・レコード・CDなども、同じく棚に置かれています。楽譜はお母さまの持ち物だったそうで、安部さんも音楽に囲まれて育ってきたことが伺えます。CDのジャンルもとても幅が広いですが、リクエスト次第で好きな音楽をかけてもらえるそうなのでチェックしてみて。

趣味で集められた絵画も、店内の至るところに飾られています。安部さんの趣味で集められた絵画で、最近の画家の方の絵が中心とのことでした。

飾られたコレクションの絵画

本・音楽・絵画を愛する安部さんの思いは、ご自身の中だけには留まりません。

「今はコロナ禍のため残念ながら開催できていないのですが、将来的にはギャラリーとして個展の開催や、音楽のコンサートを開催するような場づくりにも力を入れていきたいですね」と安部さん。

過去にはゲストの方を招いて、コンサートを開催したこともあるとのこと。お菓子や紅茶を味わいながら素敵な音楽や絵画を楽しめるなんて贅沢な空間ですよね! 今後のイベント情報にも注目です。

“IRiS”に込めた思い

あやめの花の絵

店の名前の一部でもある“IRiS”は、ドイツ語で“あやめ”を意味します。ドイツにゆかりのあるおばあさまの名前からきているそうです。店内には至るところにあやめのモチーフがあるので、ぜひ探してみてくださいね。

「tearoom IRiS」は、安部さんとそのご家族の思いがたっぷりと詰まった暖かい空間でした。

イリスの看板

  • 自分好みの紅茶を見つけたい
  • ひとりでほっと一息安らげる時間がほしい
  • 音楽・本・絵画のどれかにピンときた

という人におすすめのカフェ。
「tearoom IRiS」で、ぜひ癒しのティータイムを過ごしてみてください。

「tearoom IRiS」

(ティールーム イリス)
住所
兵庫県西宮市五月ケ丘4-12
アクセス
阪急「西宮北口駅」南口より阪急バス「大社町」下車徒歩約9分
営業時間
10:00~19:00
定休日
水曜
電話番号
SNS

ライター

piyo

カフェ巡り・お出かけが大好きな20代OL。生まれも育ちも西宮で、毎日のティータイムと雑誌を読むことが生き甲斐です。阪神間のグルメ・スイーツを中心に、おいしい情報をお届けします!

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