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今回は「京都にあるしだれ桜の名所」を、ぎゅぎゅっと5ヶ所にしぼってお届けします。
春の訪れとともに、京都のあちらこちらで咲き始める桜。
淡いピンク色の花がほころんでいるのを見かけると、どうしてもお花見を計画したくなりますよね。
風情を感じるしだれ桜を楽しむべく、こちらの記事でお花見の予習をしてみませんか。
1.まるで桜のテーマパーク!?「平野神社」

京都の数ある神社仏閣の中でも、特に桜の名所として知られるのが「平野神社」です。
境内に植えられた桜はおよそ400本。
桜の種類はなんと60に及び、さまざまな色や形の花を鑑賞することができます。
「平野神社」の桜でひときわ目を引くのが、中門の前にある「魁(さきがけ)桜」。
京都で見られる桜の中では早咲きの品種にあたるため、「この桜が咲き出すと京都のお花見が始まる」と伝わっているのだそうです。
「桜のテーマパーク」と称するにふさわしい「平野神社」でお花見をするときは、お気に入りの桜を探してみると楽しいかもしれませんね。
【例年の見頃】
3月下旬~4月中旬
【拝観料】
桜苑:500円
■住所:京都府京都市北区平野宮本町1
■アクセス:京都市バス「衣笠校前」から徒歩3分
■営業時間:6:00~17:00(通常)、6:00~21:00(桜の季節)
■定休日:なし
■電話番号:075-461-4450
■https://www.hiranojinja.com/
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
マスクの着用/消毒液の設置/ソーシャルディタンスのお願い
2.日本庭園×しだれ桜が美しい「高台寺」
東山区に鎮座する「高台寺」は、豊臣秀吉の菩提を弔う為に、正室「ねね」が建てた名刹。
広々とした境内は手入れが行き届いており、中でも大きなしだれ桜が植えられた方丈前庭は和の美しさを感じます。
濃いピンク色のしだれ桜が、庭園に敷き詰められた白砂に映える光景は見事のひと言。
晴れた日には背景に青空が広がり、まるで絵画のような様子を臨めます。
方丈前庭のしだれ桜は写真に収める方も多いそうですから、参拝時はなるべく譲り合って鑑賞すると良いでしょう。
【例年の見頃】
3月下旬~4月上旬
【拝観料】
大人600円、中高生250円
■住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
■アクセス:市バス「東山安井」から徒歩7分
■拝観時間:9:00~17:00 ※閉門17:30(3/12~5/5は9:00~21:30 ※閉門22:00)
■定休日:なし
■電話番号:075-561-9966
■https://www.kodaiji.com/
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
京都府が発表した「感染拡大予防ガイドライン」に準拠した策の実施
※30名以上の参拝者および修学旅行生の団体に関しては、「日本旅行業協会」が発行した「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き」での、「12.入場観覧施設利用上の対策」を講じての対応をしています。
3.どれが好み?複数のしだれ桜を楽しめる「京都御苑」

京都人の憩いの場所「京都御苑」。
広大な敷地内にある桜は約1000本と、京都でも随一の数を誇ります。

そんな「京都御苑」の桜で人気を集めるのが、「出水のしだれ桜」と「近衞邸跡のしだれ桜」の2種。
どちらのしだれ桜も例年の見ごろは3月中旬~下旬となっており、訪れた際にははしごしてお花見する方も少なくないのだそうです。
少しピンクがかった「出水のしだれ桜」と、糸桜とも称される「近衞邸跡のしだれ桜」。
それぞれの違いを見比べつつお花見したいところです。
【例年の見頃】
3月下旬~4月下旬
【拝観料】
無料
■住所:京都府京都市上京区京都御苑3
■アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」または「今出川駅」から徒歩5分
■営業時間:終日自由(※お問い合わせの受付時間は8:30~17:15)
■定休日:なし
■電話番号:075-211-6348
■https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/index.html
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
マスクの着用/咳エチケットのお願い/手洗い・手指の消毒を頻繁に行う/身体的距離(できれば2m)の確保/密集回避のため、レジャーシート使用の際は人との距離を十分に保つ
※桜周辺でのレジャーシート等の敷物の利用はご遠慮いただいております
4.しだれ桜を独り占め!「十輪寺」
「十輪寺(じゅうりんじ)」は京都市の郊外に位置する桜の穴場スポット。
こちらのしだれ桜はお寺にゆかりのある歌人「在原業平(ありわらのなりひら)」にちなんで、「なりひら桜」の名がついています。
「なりひら桜」が植えられた「三方普感(さんぽうふかん)の庭」は、3つの見方「立って見る」「座って見る」「寝て見る」で感じ方が変わるのだそう。
また、裏山に登って桜を見下ろすこともできるため、ひとつの桜を何通りにも味わうことが可能です。
穴場ゆえ、時間帯によっては独り占めを狙えるのも嬉しい「十輪寺」の「なりひら桜」。
足を伸ばす価値が充分すぎるほどある、お花見の名所です。
【例年の見頃】
3月下旬~4月上旬
【拝観料】
400円
■住所:京都府京都市西京区大原野小塩町481
■アクセス:阪急バス「小塩」から徒歩2分
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:不定休
■電話番号:075-331-0154
■http://narihiratera.seesaa.net/
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
マスクの着用
5.空を覆う圧巻のしだれ桜「水火天満宮」
最後にご紹介するのは、水難・火難よけのご利益で信仰を集める「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」。
境内の奥には大きなしだれ桜があり、参拝者の頭上を覆うように枝を伸ばしています。
桜の天蓋とも呼ぶべきこの光景は、思わずうっとりしてしまうほどの華やかさ。
しだれ桜の下に立ち空を見上げれば、「桜づくし」な景色に惚れ惚れすることでしょう。
「水火天満宮」の参拝時間は終日自由。
一度訪れれば、早朝や夕方など、時間帯を変えて何度もお花見したくなりますよ。
【例年の見頃】
3月下旬~4月上旬
【拝観料】
無料
■住所:京都府京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町722-10
■アクセス:京都市バス「天神公園前」から徒歩1分
■営業時間:終日自由(0:00消灯)
■定休日:なし
■電話番号:075-451-5057
■http://www.suikatenmanguu.com/
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
マスクの着用/手指の消毒/ソーシャルディスタンスの確保
京都でお花見するときのポイントは?
桜は生きている植物で、少しの傷でもいたんでしまうもの。
写真を撮影する際は枝に触れたりせず、大切に扱うのがポイントです。
春の陽気の中、心まであたたかくなる京都のお花見を満喫してくださいね。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※掲載している施設が営業時間短縮や臨時休業などの対応をされている場合があります。おでかけの際は、事前にご確認ください。