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「アーユルヴェーダ」とは?日常に取り入れて健康でしなやかな心と体へ

2021.01.17

「アーユルヴェーダ」とは?日常に取り入れて健康でしなやかな心と体へ

世界三大医学の1つとされるアーユルヴェーダ。日本ではリラクゼーション法という印象が強いですが、その恩恵はそこに留まりません。食事や習慣など、様々なアプローチで体があるべき本来の状態を目指すものだとか。今回は、奥深いアーユルヴェーダの世界をわかりやすくご紹介します。

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダ
インドを中心とした南アジア発祥の伝統医療。歴史は5,000年以上と長く“世界最古の医学”とも言われています。

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で、アーユス(生命)とヴェーダ(科学・知識)を組み合わせた「生命の科学」という意味。
ヴェーダには知識という意味もあり、その数は40種類以上とも。その中には音楽やヨガなども含まれて、アーユルヴェーダが医学としてだけではなく、哲学や生活の知恵のような生き方全般を網羅していることがわかります。

医学としてのアーユルヴェーダ

インドでは西洋医学の医師とは別にアーユルヴェーダの医師がいて、なるには国家資格が必要です。インドやスリランカでは、まず医師による事細かな問診が行われ、その人に合った施術や食事方法、生活習慣の改善点などが提案されます。
1人ひとりの体と心に向き合った、オーダーメイドな医学とも言えそうですね。

現代医学(西洋医学)と大きく違うのは、アーユルヴェーダは病気を治療することを目的とするのではなく、健康管理や病気の予防を目指した予防医学であるということ。健康と病、命についての体系的かつ科学的な知識が詰まったものなのです。

アーユルヴェーダでみる体質

アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダを知る基本になるのが、私たちの体を構成している生命エネルギー「ドーシャ」です。
このドーシャには「ヴァータ」、「ピッタ」、「カパ」の3つがあり、私たちはこれら全てを持っていて、それぞれのバランスがその人の体質を決定しています。
アーユルヴェーダではそのバランスが取れている状態を健康とし、崩れた際にはバランスを整え本来あるべき状態を目指すのが基本的な考え方だそうです。

それぞれのドーシャには次のような特徴があります。

風のヴァータ

軽い、動く、冷たい、乾燥している、早いなど風が持つのと同じような性質、エネルギーを持ちます。ヴァータを多く持つ人は好奇心が強く活発な反面、気まぐれで飽きっぽいという側面も。神経質で緊張やストレスに弱い人もいるかもしれません。

「運動」に関わる働きを司るドーシャ。空気が体内でスムーズに動き回れるように体全体のバランスを整えてくれます。

火のピッタ

熱い、鋭い、軽い、流れるなど火が持つのと同じような性質、エネルギーを持ちます。ピッタを多く持つ人は火が表すように、チャレンジ精神が高く情熱的で、完璧主義者になりがち。ついカッとなるなど、気の短い人も多い傾向にあります。

また胃腸が強く、消化力もあるため食欲が旺盛です。消化吸収以外にも、体温の保持、免疫やホルモンバランスを整える役割も。

水のカパ

重い、遅い、湿っている、柔らかい、冷たい、安定しているなど水が持つのと同じような性質、エネルギーを持ちます。カパを多く持つ人は、押しなべて落ち着いた物静かな人が多いでしょう。ゆったりとした雰囲気を纏い、忍耐力や持久力を持ち合わせています。その一方で鈍感さや大雑把な一面が。

また体力や睡眠の維持、体の保護や関節の潤滑などに働きかけます。

体質別に意識したい食事

アーユルヴェーダ
体と同様に食べ物にもドーシャがあるとされ、アーユルヴェーダでは体質別に適した食べ物や食べ方があります。

ヴァータの食

冷えやすい性質のため生野菜や冷たいものを避け、鍋料理、スープやシチューなど、火を通した温かいものを。しょうがや胡椒、シナモンなどたっぷりのスパイスも効果的。乾燥しやすいため、上質なオイルを積極的に摂るのもいいとされています。
また食べるときにはゆったりと、時間をかけて味わうのもポイント。

ピッタの食

熱を溜め込みやすいため、生野菜や果物のサラダなど冷たいものを取るのがいいそう。甘み・苦み・渋みのあるものは、ピッタを鎮めてくれる効果が期待できます。また野菜が中心の菜食もオススメです。

カパの食

脂肪を溜めやすく太りやすい傾向があるので、乳製品や動物性食品、脂っこいものは避けた方が良さそう。苦み、渋み、辛みを意識した食材や味付けを選ぶこと。代謝をよくする食事を心がけ、体を温める性質のあるものがオススメです。

日常に取り入れたいアーユルヴェーダの「朝習慣」

アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダについては、知識も大切ですがその実践によって効果が期待できます。今すぐサロンなどでトリートメントを受けることが難しくても、簡単に始められる習慣もたくさん。特に朝にできることが多いですよ。

舌磨き

アーユルヴェーダでは、朝は寝ている間に溜まった毒素を排出する、デトックスの時間。
朝起きたらまずアーマと呼ばれる舌苔をオフ!これは老廃物、未消化物の一種で、寝ている間に舌の表面に白っぽく現れるのだとか。舌磨き用のタングスレーパーがなければスプーンでも代用できます。

オイルでうがい

舌を磨いたら、次はガンドゥーシャ(オイルうがい)を。基本は高い抗酸化作用のセサミンを含むごま油ですが、苦手な方はエキストラバージンオリーブオイルやココナッツオイルでも大丈夫です。

白湯をゆっくりと

口中がスッキリしたら、白湯を一杯飲みましょう。
水を10分ほど沸騰させた後、人肌より少し温かいほどに冷まして飲むだけ。体の毒素を流してくれるのだそうです。

オイルマッサージ

時間にゆとりがあるときには、オイルうがいと同じごま油でセルフマッサージしてみては。人肌に温めたオイルで手や足、頭、顔、耳など手の届きやすいところからマッサージするのが簡単な上気持ちがよくてオススメ。

オイルうがいもマッサージも、ごま油を沸騰させて常温に戻して使う「キュアリング」が推奨されていますが、インドのオイルには必要だけれど日本のものは不要という説も。
この作業が負担となってセルフケアが習慣化しないという声も多く、あくまでセルフケアなのであなたにとってピンとくる方法、続けられる方法で始めてみては。

アーユルヴェーダの種類

アーユルヴェーダ
最後にプロのトリートメントにはどういった施術の種類があるか、ご紹介します。

アビヤンガ

全身に、ごま油をベースの薬草オイルを浸透させて行う、アーユルヴェーダの代表的なマッサージ。体内のドーシャのバランスを整えるとされています。

シロダーラ

額にオイルを垂らして脳に直接働きかけるため、不安や緊張を解消し思考をクリアにするといわれています。また額にオイルが落ちて流れていく感覚に集中することで、瞑想状態になる人も。

ウドワルタナ

ドライハーブパウダーや穀物と油を混ぜたものを、全身に練り込む施術。手の圧とスクラブの効果で身体がポカポカして、とても気持ちいいのだそう。
脂肪の代謝に効果が高く、摩擦の効果で肌の角質も除去されツルツルに!

まとめ

アーユルヴェーダに興味があったけれど敷居の高さを感じていた人も、暮らしの中でできることから始めてみてはいかがでしょう。健康のため以上に、上質さに触れることの心地よさをアーユルヴェーダは教えてくれるようです。


榎田 京(mia)

ライター

榎田 京(mia)

ナチュラルライフ探求ライター/オーガニック料理ソムリエ。旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページのグルメ記事を主に担当。今は自然に沿った生き方を実践しつつ各媒体で執筆中。海のある暮らしに憧れています。

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