仕事を辞めるキッカケの上位に必ずと言っていいほどランクインしているのが、「人間関係」です。
人には本音と建て前もあり、どこまでどのように付き合っていいのか悩むことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「職場の人間関係を上手に保つコツ」と「プライベートに影響しない適度な距離」について、10年以上の仕事経験がある女性たちの意見をもとにまとめてみました。
(1)職場とプライベートは分ける
職場の人間関係を上手に保つコツは、「職場とプライベートをきちんと分ける」ことだという意見は、とても多かったです。
こちらはオープンな付き合いをしているつもりでも、腹の中は真っ黒だという人も多いみたい。
信頼して話した副業や彼氏の話をリークされてしまい、会社に居づらくなってしまったというケースも少なくありません。
長く働きたいと思うなら、仕事のある日のみのランチや仕事帰りのディナーまでにとどめ、
- 自宅を行き来する
- 習い事に一緒に通う
- 休みの日に遊ぶ
といったことは控えるようにしましょう。
ディナーのあと、ズルズルと飲みに行ってしまったり、自宅に行きたいという相手に対して断りづらいと思ってしまったりする場合は、ディナーも控えるのが吉です。
では、プライベートに踏み込まれないようにするコツについて詳しくみていきましょう。
(2)プライベートに踏み込まれないようにする
職場の人のなかには、こちらの気持ちを知ってか知らずか、結構グイグイと距離を縮めてくる人もいます。
こういった人の誘いをいちどでも受けてしまうと、次からが断わりにくくなってしまうため、最初の誘いをできるだけ断っておくのがポイントです。
ただし、きちんとした理由がないまま、「今日はちょっと……」などと断り続けていると、誘っている人の気分を害してしまう恐れもあります。
できれば、職場の人たちとの会話の中で、
- 「いま、資格の学校に通っていて」
- 「副業やらないと生活費がキツくて」
- 「私、子供みたいに寝るのが早くて20時にはいつも眠くなっちゃいます」
など、相手が誘うのに少し躊躇する理由を自然と盛り込んでおきましょう。
そうすれば、もし誘われても、会話の中で話した理由を伝えることができます。
そして、「行きたかったけど、すみません。また誘ってください」を繰り返すことで、相手の気分を害することなく誘われる回数を少なくすることができます。
数年も働けば、職場の人たちの性格がみえてくるので、そこからプライベートで仲良くなるという手もアリですよ。
(3)職場の話題についていけるよう準備しておく
プライベートに踏み込まれるのは嫌だけど、職場ではみんなと仲良くしたいという人も少なくないでしょう。
そういうときには少し疲れますが、みんなが興味のあることをリサーチし、話題についていけるよう準備をしておくのがオススメです。
会話の上手な人は、常に話題となるネタの引き出しをたくさん持っています。
とくに、ドラマやアニメ、アイドルや芸能人、お笑い系やペットの話題などは、王道にして楽しく盛り上がれる内容だと言えるでしょう。
パワースポットや聖地巡りのほか、お城を巡る城ガールなども急増中です。
(4)相手の真似をしてみる
相手と親しくなるための方法のひとつに、「ミラーリング効果」という有名な心理術があります。
具体的には、さりげなく相手の真似をすることで、「相手は鏡に映った自分を見ているような錯覚に陥って好意的になる」という方法です。
相手のふとした仕草やクセを真似してもいいですが、相手にバレそうでハードルが高いという人は、
- 相手がいつも食べているお弁当を褒めて、同じものを買う
- 相手が持っているペンなどの文房具を褒めて、同じものを買う
など、相手と同じものを買うというのも効果的です。
ただし、あまり何度も真似をして買うと相手に気持ち悪がられてしまうので、1~2回程度を目安にし、ほどほどにしておきましょう。
まとめ
彼氏や友達でも長時間一緒にいると、相手への不満が募ったり、ついイラッとしたりしてしまうこともあると思います。
職場の人間関係も同じで、密になればなるほどお互いの関係を上手に保つことが難しくなってしまいます。
すぐに人間関係に疲れてしまうという人は、仕事とプライベートをしっかりと分け、誰にも気を使わずに心を開放する時間を大切にしてくださいね。