初対面の人と接するときは、緊張してしまい、思うように振る舞えないという人も多いのではないでしょうか?
けれど社会人の場合、他社との合同研修や懇親パーティーなど、知り合ったその日が今後のビジネスや恋愛につながる大きなチャンスという場合もあります。
そんなチャンスを逃さないためにも、今回は、「はじめまして」が楽しくなる方法について詳しくみていきましょう。
「はじめまして」で重要なポイント
「はじめまして」が楽しくなる方法の前に、「はじめまして」のときには、何が重要なポイントなのかをみていきましょう。
初対面の人と会ったとき、あなたはどこがいちばん気になりますか? おそらく、多くの人が「相手の表情」だと答えるでしょう。
文教大学教育学部の井上清子氏がおこなった研究結果では、笑顔や微笑みは親しみやすさを感じさせ、しかめ顔は親しみにくく不親切な印象を受けるという結果が出ています。
自分自身に置きかえてみると、よくわかりますね。
にこにこしている人には話しかけやすくても、真顔や眉をしかめている人には声をかけにくいものです。
つまり、「はじめまして」の状況下では、表情はとても大切なのです。
自分自身がどのような表情をしているかによって、相手からのアプローチを遠ざけてしまう可能性もあります。
まずは次の項目で、周囲がアプローチしやすいよう、笑顔づくりの練習方法についてみていきましょう。
(参考:『表情が初対面の相手に与える印象』より)
笑顔を作る練習をしよう
自分自身が笑顔で映っている写真やプリクラがあれば、それを手元に置いて鏡に向かいます。
目標は、鏡に映っている自分の表情を、できるだけ手元に置いてある写真やプリクラの笑顔に近づけることです。
口角を意識して上げ、いちばんきれいに見える表情になるまで、角度などを変えながら笑顔の練習をしてみましょう。この練習を毎日繰り返すことで、自然と笑顔が板についてきます。
笑顔が板についてきたら今度は、どんなときでも笑顔を向けられるよう、笑顔を習慣にしていきましょう。
笑顔を習慣にしよう
初対面の人に笑顔で対応するためのいちばんオススメの方法は、笑顔を習慣にしてしまうことです。
家族や身近な友人であっても、声をかけられたら意識して笑顔で振り向くようにしましょう。
また、飲食店でおしぼりを渡されたら、「ありがとう」と言いながら笑顔を向ける、注文するときも笑顔で注文する、コンビニで商品を受け取るときに笑顔で受け取る……。
笑顔を習慣にする機会は、日常生活の中でとても多く存在しています。
「でも、笑顔は作ることができても、話しかけられないなら意味ないよね?」と、思っていませんか?
実は、そうでもありません。
話せなくても笑顔を向ける意味
とくに懇親パーティーなど、大半の人が自分の意思で参加をしているような場所では、「積極的な人が多い可能性が高い」です。
しっかりと相手の顔を見て笑顔で会釈をするだけで、向こうが話しかけてくれることもあります。
また、その場では何のアクションも起こらなかったとしても、下を向いて俯いているよりは相手の記憶に残ることになります。
そのため、後日ばったりと会って「あれ? あのパーティーにいた……」と、会話が弾むこともあるのです。
キッカケがないときは観察しよう
笑顔で会釈してみても誰からもアプローチがなく、自分自身も話しかける勇気がないときは、周囲をよく観察しておきましょう。
他社との合同研修であれば、誰かの発言内容や質問内容、所属している会社や役職などを観察しておくのがオススメです。
また、懇親パーティーや異業種交流会などでは、どの人がどういった会社に勤めているのか、または代表なのかチェックしておきましょう。
観察してみると、どの人にも特徴があって面白いのでオススメです。
ビュッフェであれば、気になる人の食べ物や飲み物の好みもチェックすることができるので、話しかけやすくなりますよ。
まとめ
初対面の人と話したり、コミュニケーションをとったりすることは、とても緊張しますし不安も大きいものです。
けれど、多くの人が苦手とする初対面の人との出会いや縁を活かすことができたなら、今後の人生に大きなプラスとなるはずです。
ぜひ、今回紹介した、「はじめまして」が楽しくなる方法を参考にしてみてくださいね。