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職場で「セクハラかも?」と感じた時の対処方法と今後の対策

公開:2020.06.13 更新:2020.06.15

職場で「セクハラかも?」と感じた時の対処方法と今後の対策

職場や取引先でセクハラを受けることは、とても腹立たしく、悲しいことでもありますよね。泣き寝入りをしてセクハラが酷くなってしまわないよう、本記事で紹介する内容を参考に、できるだけ周囲に相談してみてくださいね。

仕事中や取引先との商談中に「これって、セクハラかも?」と、感じたことはありませんか?
もし、あなたが不快だと感じたなら、それは「セクハラ」かもしれません。

そこで今回は、相手の言動が「セクハラかも?」と不快に感じたときの対処方法と今後の対策について詳しくみていきましょう。

そもそも「セクハラ」って何?

よく耳にする「セクハラ」という言葉ですが、具体的にはどのような言動や行動が当てはまるのか、よくわからないという人も多いのではないでしょうか?

『厚生労働省』のホームページでは下記のような説明がなされています。
職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること、また職場の環境が不快なものとなったため、労働者が就業する上で見過ごすことができない程度の支障が生じることを「職場におけるセクシュアルハラスメント」といいます。

(出典:厚生労働省ホームページ

「セクハラかも?」と感じたら

ノート

もしも仕事中に、「セクハラかも?」と感じたら、まずは一度、冷静になってどのようなことがあったのかを日記帳やスマホに書き出してみましょう。
記録をしておくことはとても大切なことなので、「不快だと感じた年月日」と「誰から、どのようなことを言われたりされたりして不快に感じたのか」を記しておきます。

もし、あなたが「やめてほしい」と訴えるなど拒否する姿勢を示した場合には、その内容と相手の反応についても記録しておきましょう。
また、一度は「セクハラかも?」と感じたものの対策を練るまでもなく、その後はそういったことがなかった場合でも、しばらくは記録を残しておくとよいですよ。

ボイスレコーダーやスマホの録音機能を活用しよう

スマートフォン

「セクハラかも?」と思ったことを、日記帳やスマホなどに自分で記録しておくことも大事ですが、実際にあった出来事を録音や録画しておくことも大切です。

不快な言動のある職場や取引先の人と会うときは、事前にボイスレコーダーやスマホのボイス機能を録音モードにセットしておきましょう。

相手が、胸やお尻などカラダに触れてくるときは、信頼できる職場の人に頼んで録画してもらうなど応援をお願いするのもオススメです。

誰に相談すればいい?

悩む女性

相談内容や秘密を守ってくれつつ公平な判断をおこなってくれる上司や人事部、ハラスメントに対応してくれるような部署に相談して、セクハラをしてくる人との距離を離してもらう人が多いようです。
信頼できるのはもちろんのこと、あなたとあなたに嫌がらせをする人の2人を監視できる立場であれば、なおよいでしょう。

しっかりと様子をみてもらい、お願いできるようであれば注意をしてもらうか、あまり接触しないよう手配してもらうのがベストです。
逆に、セクハラをされていることを多くの人に知ってほしいという気持ちが高まり、同僚や後輩に笑い話として自虐的に話す人がいますが、「本気で悩んでいない」と勘違いされてしまうこともあるので要注意です。

相手に「何を要求するか」を考える

ビル

セクハラが続くようなときは、相手に「何を要求したいのか?」、「何を要求するのか?」について冷静に考えてみる必要があります。

たとえば、

● 具体例A:本当は謝罪してほしいけれど、仕事は続けたいから公になるのは困る。だから、セクハラの専門部署に相談して配置換えをしてもらう
● 具体例B:本人に謝罪させたいし、仕事だって辞めたくない。弁護士さんに相談して、慰謝料もしっかり払ってもらうし、会社での立場も守られるよう要求する

というように、具体的に決めていきます。

何を要求するかを具体的に決めておくことで、どういった人に、どのような相談をすればよいかがわかりやすくなりますよ。

仕事を「続ける」か「辞める」かを考える

退職届

セクハラ被害に遭って会社を辞めるというのは、負けたような気持ちになって悔しいという人もいれば、嫌な思いをした環境にいつまでも身を置きたくないと考える人もいます。
自分の性格や勤め先の状況、将来に対する展望も含めたうえで後悔しないよう、冷静に判断してくださいね。
もし、仕事を辞めることを考えているのであれば、次の会社へ転職するまでの生活費なども必要になります。

相手が穏便に済ませたいと考えているようであれば、すんなりと慰謝料が支払われる場合もあるようですので、まずはセクハラ対応の専門部署の人間など第三者を交えて話し合いの場を作ってみましょう。
まれに、第三者が相手寄りだったという場合もあるので、話し合いのときにも、ボイスレコーダーなどで録音しておくと安心ですよ。

まとめ

仕事中に職場や取引先でセクハラを受けることは、とても腹立たしく、悲しいことでもありますね。

泣き寝入りをしてセクハラが酷くなってしまわないよう、本記事で紹介したような内容も参考に、できるだけ周囲の人に相談してみましょう。

ひとりだけで悩んでいるよりも、解決への道が広がりますよ。


ライター

山内 良子

珍しいことや面白いこと、心理学が大好き。 日本全国を巡りながら、さまざまなジャンルの記事を執筆中。 接客改善業務や金融会社での勤務、波乱に満ちた経験なども交え、読者様の生活に役立つ情報発信を心がけています。

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