日本でもオーガニックという認識が広まりつつありますが、実際暮らしに取り入れている人はどれくらいいるのでしょうか。
言葉は知っているけれど何から始めていいかよくわからない、という人もまだまだ多いように思います。
そこで今回は、今日からでも気軽に取り入れられるアイデアを盛り込み、オーガニックについてわかりやすくご紹介します。
そもそもオーガニックとは?
「Organic(オーガニック)」という言葉、皆さんはどんなイメージがありますか。
「何となく体に良さそう」、「地球環境に優しそう」、「農薬を使わない野菜」、「健康志向な人のライフスタイル」など、それぞれに違うかもしれません。
ちなみにオーガニックを日本語にすると「有機」、「有機栽培」などが出てきます。
一般的には栽培方法や、その栽培方法で育てられた野菜などのこと。つまり、農薬や化学肥料に頼らず、土壌の力を引き出した自然に優しい農法や食材のことです。
最近ではオーガニックの商品や選択肢もどんどん増えつつあり、農作物に留まらなくなっています。
例えば、肌や髪にも植物由来・天然素材のものを使いたいとオーガニックのコスメやヘアケアなどを使い、身に纏う服の素材にもこだわるなど、オーガニックを取り入れたライフスタイルを指すこともあります。
まずは手に入れ易い野菜など食材から
毎日する食事こそ、食材をオーガニックに変えることでその恩恵を簡単に受け取ることができます。
オーガニックをお勧めする理由は「体に良いから」、だけではなく何よりその味わいです。自然の力を生かして育てられた野菜や果物は、それら本来の力強い味わいが特徴です。いつもスーパーで何気なく手に取ったものを食べているなら、その違いに驚くかもしれません。
また栄養面でも、自然の恵みをダイレクトに体内に取り入れることができるので、続けることで体調にも変化が現れるという声もよく聞きます。
オーガニックの食材を買える店は、日本はまだ少ないとはいえ年々増えています。
まず宅配サービスや自然食品のお店、道の駅などの市場は作り手の顔が見える販売方法が多いので、それらで買うのが理想的です。
ですが最近では、大手のスーパーマーケットでもオーガニック食材コーナーを設けているところも。いつものスーパーでオーガニックに切り替えられるなら手軽でいいですよね。
外食でもオーガニックという選択肢
忙しくて自分で買い物をして作るのが面倒だ、という人は外食でオーガニック食材を取り入れるという方法もあります。
最近では、オーガニック野菜や食材を使った料理を、全面的に謳っているレストランやカフェも多いです。
こういうお店では、信頼の置ける契約農家さんの情報を公開していたり、近郊の有機野菜を中心に仕入れていたり、ほかには有機野菜を栽培する自社農場を持っているところもあるくらい、こだわって食材選びをされています。
野菜のみならず、肉類も抗生物質不使用や無投薬、自然に近い環境で育てたものなど、食材全体に対して意識が高いところが多いようです。
そのため生命力に溢れた野菜や食材をいただけ、安心感もあり嬉しいですね。
インターネットで調べれば、近くでそのような業態のお店があるかどうかがすぐわかるので、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
直接体に付けるものにも優しい配慮を
手軽に取り入れられるのは食材ですが、女性は美容への関心も高いはず。
一度、オーガニックを生活に取り入れ始めると、直接肌や髪に付けるコスメやヘアケア、また衣服の素材も気になる人も少なくないようです。
今は特にオーガニックの専門店や通信販売などが多く、様々なアイテムが簡単に手に入るようになったので少しずつ揃えてみるのもいいかもしれませんね。
肌や髪に優しいということは、同時に地球にも優しいということ。オーガニック製品はそれらを選ぶだけで、自分だけでなく環境まで配慮ができるという、優しい循環を生み出すことができるのです。
オーガニックを選ぶとこんな変化が
オーガニックな暮らしを選び、続けるうちに色々な変化が現れることがあります。
もちろん不調が緩和された、肌がクリアになったなど体に関するものも多いですが、自分の知識や感覚で目利きができるようになるため、感覚が研ぎ澄まされるという人も。
その分自分をより信頼できるようになるなど、思わぬメリットもあるようです。
まとめ
オーガニックライフの始め方について、色々とご紹介しましたがいかがでしたか。
全てをオーガニックにする必要はありませんが、大切なのはその都度、体や肌がどのように感じているかを感じることかもしれません。それを繰り返すことでより身体の声に敏感になり、自分に合ったオーガニックライフを送ることに繋がるのです。
Writer:榎田 京(mia)