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相手の嘘がわかる行動心理学「なだめ行動」とは?表れやすい仕草を男女別に紹介

2020.10.14

相手の嘘がわかる行動心理学「なだめ行動」とは?表れやすい仕草を男女別に紹介

「この人が話していることは、事実なの?」と、疑ってしまうようなことはありませんか?今後の友情関係や恋人関係、仕事の取引や契約などを考える上で、相手が嘘をついている可能性を探ることはとても大切です。そこで今回は行動心理学をもとに、相手の嘘がわかる“なだめ行動”と“男女別に表れやすい仕草”を紹介します。

行動心理学とは?

行動心理学とは

行動心理学とは、アメリカの臨床心理学者ジョン・ブレイザー氏が、数千人規模の調査をし、人の仕草から「本音」がわかることを科学的に証明したものです。

もっと簡単に言うと、無意識のうちに相手が行なっている「行動」から心理状態を読み取って、真実を見抜くことを言います。

“なだめ行動”とは?

嘘をついているときや隠したいことがあるとき、後ろめたさや動揺が、仕草などの行動として表れたものを“なだめ行動”と言います。

あとで詳しく説明しますが、たとえば、「鼻のまわりを触る」や「喉のあたりを触る」といった仕草は、嘘をついているときに出やすい行動です。

また、こちらの質問に固まって言葉を返せなかったり、急に席を立とうとしたり、不機嫌になって口調が荒くなったりした場合も要注意です。

このように、ウソのサインだと受け取れる“なだめ行動”には、いくつかの仕草や行動のパターンがあります。

“なだめ行動”と“相手のクセ”を見極める

“なだめ行動”と“相手のクセ”を見極める

なだめ行動が出るかどうかを判断する前に、「相手のクセ」を確認しておく必要があります。

なぜなら、よく喉や鼻を触る人の場合、嘘をついていなくても喉や鼻を触ることがあるからです。

こういった場合には、相手のクセを除いた“なだめ行動”から、相手の嘘を見抜く必要があります。

“なだめ行動”を見極めるタイミング

マイクロジェスチャーとは、嘘をつくときや動揺したときにほんの一瞬だけ表れる行動のことです。

つまり、「こちらが知りたいことを尋ねたときから、相手が回答するまで」が、なだめ行動を見極めるタイミングと言えます。

相手が回答するときはもちろん、こちらが尋ねたときに相手が「気まずい」や「知られたくない」などと感じて動揺し、それが仕草や行動となって表れるからです。

何度か同じ質問をする

同じ質問をしてみる

簡単ではありませんが、世の中には行動心理学を勉強し、わざと“なだめ行動”にあてはまる仕草や行動を取って交渉や取引、契約を優位にもっていこうとする人もいます。

もしかしたら、付き合っている彼氏や親友が、浮気や裏切りを隠すためにそういうふうに振る舞っている可能性もあります。

嘘を見抜くことに慣れていれば簡単に気づくことができますが、慣れていないと難しいかもしれません。

たとえば、聞かれたことに答えるたびに鼻のまわりを触ったり、質問されるたびにソワソワしたりして、わざと判断しにくい状況をつくるようなケースもあります。

そのため、相手が嘘をついているかどうかを正しく知りたい場合には、同じような質問を違ったニュアンスで何度か行う必要があります。

下記に例を挙げておきますので、参考になれば幸いです。

1回目:「〇〇(自分の友達)のこと、可愛いと思ってるでしょ?」
2回目:「〇〇(自分の友達)と付き合ってたりして?」
3回目:「女優の〇〇(女優の名前)さんって、〇〇(彼氏の名前)の好みだっけ?〇〇(自分の友達)と雰囲気が似てるよね?」
4回目:「〇〇(彼氏の名前)、〇〇(自分の友達)とLINEしてるよね?」

覚えておきたい“なだめ行動”5つ

ここでは、覚えておきたい“なだめ行動”について、男女別に紹介します。


【1】鼻や鼻のまわりを触る(男女共通)
嘘をついているときや本当のことが言えない状況のときには、神経伝達物質のカテコールアミンが分泌され、鼻や鼻の周辺がかゆくなると言われています。
こちらが質問をしたときや相手が回答するときに、鼻や鼻のまわりを触っている場合には要注意です。

鼻や鼻のまわりを触る


【2】目が泳ぐ(男女共通)
さっきまでは目を見て話してくれていたはずなのに、視線を逸らしたり、斜め上に目線があったりして目が泳いでいるのは怪しいです。

目が泳ぐ


【3】ポケットに手を突っ込む(男性に多く見られる)
手のひらが見える状態は、「手の内を見せる=心を開いている」状態である可能性が高く、後ろめたいことがある人は手のひらを隠す仕草をすることが多いのです。
「ポケットに手を入れる」というのも、“なだめ行動”のひとつと言えます。

男女共通の場合には、
・テーブルの上の手を、手のひら全体が隠れるよう丸めているときや握っているとき
・手を膝の上に置き、まったく手のひらが見えない状態のとき
なども、要注意です。

ポケットに手を突っ込む


【4】何かを触る(男女共通)
気まずいと、無意識に「何かを触ってしまっている」という人も多いのではないでしょうか?
男女共通して多いのが、髪の毛やスマホ、時計やネックレスを触る仕草。また、喉のあたりを触るのは男性が多く、ネクタイを触ったり締め直したりするのも“なだめ行動”です。
こちらが核心をついた質問をしたときや相手が答えているときに、急に何かを触りはじめたときには要注意と言えます。

何かを触る


【5】唇を舐める、噛む(女性に多く見られる)
不安に感じたり動揺したりすると、表れやすい“なだめ行動”です。
また、口をすぼめたり唇を尖らせたりする仕草も、言いたいことが言えないときだと言われています。

唇を舐める、噛む

行動心理学は多用しない

行動心理学は多用しない

友達や彼氏、取引先の人と接しているときに違和感をおぼえ、今後のお付き合いについて考えたいとき、また、大切な契約をするときなどは、行動心理学の活用がオススメです。

ただ、関わる人たち全員の嘘や真実を暴こうなどと考えるのは、不健全とも言えます。

たとえば、あまり好きじゃない人が上司になったとき、「あんたなんか嫌い。あんたが上司なんて認めない」と暴言を吐けば、たちまち上司との関係は悪化するでしょう。

小さな嘘や隠しごとは、誰もが持つスパイスや潤滑油のようなものであり、人間関係を円滑に保つための必須アイテムとも言えます。

また、相手の本音を気にするあまり常に行動心理学を活用していたら、嘘に気づいて落胆し、人間不信になってしまうかもしれません。

自分自身を守るためにも、行動心理学は多用しないようにしましょう。

まとめ

“なだめ行動”に当てはまる仕草や表情、行動などを知り、マイクロジェスチャーの表れ方を研究することで、相手の本音に近づくことができます。

相手との距離や付き合い方を考えるときには活用したい方法ですが、行動心理学を多用するのは避けたいところ。

小さな嘘や隠し事は誰もが持っているもの。多少のことには目を瞑り、寛容な心で接することが、良好な人間関係を築くことにつながるということも忘れないでくださいね。


山内 良子

ライター

山内 良子

珍しいことや面白いこと、心理学が大好き。 日本全国を巡りながら、さまざまなジャンルの記事を執筆中。 接客改善業務や金融会社での勤務、波乱に満ちた経験なども交え、読者様の生活に役立つ情報発信を心がけています。

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