中崎町の『天五中崎通商店街』の中にある『コーヒーとパン マイン』は、美容室『メルク』と併設されているパン屋さん。
アーケードを見上げながら商店街を歩いていると、『メルク』と書かれた可愛い看板を発見できます。
いつもシャッターが降りたままで、ずっと昔に閉店した様子でしたが、ある日、そのシャッターが開いて、新しいパン屋さんがオープンしていました。お店の奥はパン工房……ではなく、美容室が併設されています!
同店は、従姉妹2人で、2019年12月にオープンされた、パン屋さん×美容室という新しいスタイルのお店なのです。カットの合間にパンとコーヒーでほっと一息、なんてのもいいですね!
棚にはお手頃なパンや焼き菓子がずらり
ふっくら美味しそうなパンはどれも100円〜200円台。朝ごはんやおやつにぴったりな甘いパンはもちろん、お昼ごはんにカレーパンやピザパンなどのお惣菜パンも揃っています。
クッキーなどの焼き菓子や、オリジナルのキュートなイラストのシールやポストカードも売っています。
シールは、たくさん集めてあちこち貼りたい!
今話題の“パン飲み”もサクッと楽しめる
店内には小さなカウンターが用意されていて、その場でパンやコーヒーを頂くこともできます。
変わっているのは、ドリンクメニューにコーヒーだけでなく、ビールやグラスワインといったアルコールメニューも用意されていること。パンをアテに、ささっと昼飲み立飲みという楽しみ方もあり。
人気No.1は大きなスライスリンゴがたっぷり入った「アップルパイ」
人気の大きな「アップルパイ」(230円)。時間が経ってもシナシナに萎まず、しっかり厚みのあるパイの中には、大きなスライスリンゴがたっぷり!
シャキシャキ甘いリンゴに、繊細に崩れるパイ生地のサクサク食感が小気味良く、おやつにもペロリと頂けます。
毎日食べたい、親しみのあるラインアップ
ハードパンはほとんどなく、昔ながらの町のパン屋さんのような、どこか懐かしくて親しみやすいパンにほっこり。
小さなお子さんでも、どれにしようか選ぶのが楽しくなりそうですね。
パンは城東区にある本店で焼いているものを運んできているのだそう。本店は『マイン』の店主、内村さんのお父さんのお店です。
昔ながらの製法と、無添加の材料にこだわったパン。小さなお子さんからお年寄りまで、家族みんなで毎日おいしく頂けるのです。
元々この場所には、内村さんのご祖父母が、戦後すぐに創業されたあのアーケードの看板の『メルク』というパン屋さんだったそうです。看板もそのまま使われていますが、パンを並べる木棚も、ご祖父母が使っていたもの。
時代を刻んできた立派な木の棚は、ご祖父母の代からご家族へ繋がれる絆そのもののように、温かく、新しいお店にもぴったりとよく馴染んでいます。
まとめ
昔のお店があった頃のことは知らないはずなのに、『マイン』のパンや店内から、懐かしく温かい雰囲気が伝わってきます。
『メルク』はきっと、この街で長くたくさんの人に愛されていたパン屋さん。
閉めている間も大切にお店を守り、また新しい形でパン屋さんとして立ち上げた、ご家族の想いもたくさん詰まったお店です。
美味しいパンに、気さくな内村さんの笑顔、可愛いイラストにほっこりと癒されますよ。
- ふわふわ美味しいパンが食べたい
- 気軽にパン飲みを楽しみたい
- 可愛いお店に癒やされたい
そんな方にオススメです! 是非、足を運んでみてください。
※新型コロナウイルス感染予防の為、イートインは休止中
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。