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しっとりとしたベルベットのような柔らかな手触りと、マットで美しい色合いが魅力のジュエリーケース。
市販のジュエリーケースは数あれど、こと「アンティーク」のものはなかなかお目にかかることはありません。
今回は“紙”を使って、ジュエリーケースをアンティーク風にリメイクしてみようと思います。
材料は市販のジュエリーケースと「紙」

材料として使うのは市販のジュエリーケース。
テイストの異なる2つのものを用意しました。
そのままでも十分かわいいケースですが、インテリアライクなジュエリーケースとするには少しラグジュアリーな印象です。
これら2種類のケースに「紙」を貼り合わせることによって、アンティーク風のジュエリーケースを作ります。
使う道具はカッターだけ!アンティーク風ジュエリーケースの作り方
【1】ケースの内装を剥がす

ジュエリーケースの内装部分を手で剥がし取ります。
トレーとフタに付いてる内装部分は、ケース内に収めるような感じではめ込んであるだけなので簡単に取り外すことができます。
【2】クラフト紙をカットし、ケース内に貼り付ける

ケースの内寸に合わせてクラフト紙をカットします。
1枚のクラフト紙でジュエリーケース内(トレーとフタの内側)をカバーできるよう、あらかじめ大きさを考慮してカッターでカットします。

クラフト紙に「折り目」を入れます。
ケース内部の凹凸に這うようなイメージで紙を貼り合わせるので、貼り合わせた際に折れ曲がるところに「折り目」をつけます。
紙をシワなくきれいに折りたいときはカッターの背で軽くなぞり、筋を入れてから折り曲げるとうまくいきます。

折り目をつけたクラフト紙を、両面テープでケース内に貼り合わせれば完成。
ケースのヒンジ部分は両面テープを貼らず、ケースの開閉を妨げないようにするのがポイントです。
【3】さらにアレンジ!よりリアルなアンティーク加工をプラス

茶色のクラフト紙を使って、よりリアルなアンティーク風加工をしてみましょう。
先程の手順と同様に紙をカットし、「コーヒー液」を使って茶染みを加えます。

少量の水で溶いたインスタントコーヒーをスポンジに含ませ、所々ポンポンと乗せるような感じで染みこませます。
ウエスで余分な水分を押さえ取ることで、日焼けしたような染みの風合いを表現できます。

湿らせた指先にコーヒーの粒をつけて直接紙に押し当てると、ピンポイントの濃い染みに。
コーヒー粒が体温で溶け、そこだけ色濃く着色されます。

縁周りや折り線付近、劣化しそうなところは入念に染みを加えます。
なにごとも「やりすぎ」は禁物。
あくまでも自然な経年劣化感を出せるようイメージしながら染みを入れていきます。

左が施工後、右が施工前のクラフト紙です。
まるで本物のアンティークペーパーのような風合いを出すことができました。

お気に入りのスタンプを押したり、ラベルを貼ったりしてデコレーションを入れます。
アンティークペーパーとスタンプの印字感は相性抜群です。

ケースにクラフト紙を貼り合わせれば、リアルなアンティーク風ジュエリーケースが完成!
エレガントなジュエリーケースが、ここまでおしゃれなアンティークケースになりました。
ジュエリーケースのレイアウトアレンジ!

中に小物や雑貨をあしらうことで、ジュエリーケースが小粋なインテリア雑貨に大変身。
内装をリメイクするだけで印象が大きく変わりました。

枯れ味のあるドライプラントとの相性は抜群。
赤やベージュといった差し色を加えることで、華やかな落ち着きのあるレイアウトアレンジができます。
まとめ
カッターで紙を切って貼るだけでできるリメイクアイデアをご紹介しました。
テクスチャーを作るのもコーヒー液を乗せるだけ、デコレーションを入れるのもスタンプを押すだけと、面倒な手間も技術も一切使わずに作ることができました。
気軽にチャレンジできるのが「紙モノリメイク」。
みなさんもぜひ作ってみてください!


