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節約&時短に役立つ塩もみ野菜で自炊上手に!作り方とメリットをご紹介

公開:2020.08.19 更新:2020.12.01

節約&時短に役立つ塩もみ野菜で自炊上手に!作り方とメリットをご紹介

店先で安くておいしそうな野菜を見つけても、「使いきれなかったらどうしよう」と考えてしまうことありませんか?そんな時に役立つ、野菜の塩もみのメリットとやり方について解説します。まずはよく使う野菜から試してみてください。

忙しい毎日を送っていると、どうしてもおろそかになりがちなのが食事です。
100%の自炊は難しいとしても野菜はなるべくたっぷり摂りたいですよね。

そんな人にオススメなのが、野菜の塩もみ。
野菜を切って塩でもむだけのシンプルな調理法ですが、たくさんのメリットがあります。

順を追ってご紹介していきましょう。

塩もみ野菜の4つのメリット

節約になる

食費の節約

食費を安く抑えるには、生産量が増える旬の野菜やその日の特売品を買うのがひとつの方法。

とは言え、野菜は買った瞬間から鮮度が落ちていきますし、あまりたくさんは買い込めません。
キャベツや白菜などは1玉まるごとを買った方が半玉や1/4玉を買うよりずっとお得ですが、ひとり暮らしの人の場合、使い切るのも大変です。

そこで、安い野菜を見つけたら多めに買って、その日のうちに一部を塩もみに回しておきましょう。
数日経ってもおいしく食べることができ、とてもお得です。

時短に便利

時短料理

塩もみを作る際は野菜をカットして、塩で味をつけるところまで行います。

下ごしらえを終えた状態で保存するので、取り出すだけで使うことができ、時短料理にぴったりです。

そのまま食べてもいいですし、サラダや炒めものなどに活用するのもオススメ。

数種類の野菜で一度に塩もみを作ってしまえば洗い物も少なくて済みます。

野菜がたっぷり食べられる

たっぷりの野菜
たくさんの生野菜を毎回の食事で摂るのは、想像以上に大変です。
ボウルいっぱいのサラダを食べ続けていると飽きてしまうことも。

塩もみなら、野菜の水分を適度に抜いてかさを減らし、食物繊維を効率的に摂ることができます。

またしっかり味が付いているので、箸がすすみやすいところもポイントです。

前向きな気持ちで自炊ができる!

楽しい自炊

そして何より塩もみをオススメしたい理由は、前向きな気持ちで自炊ができるから。
これに尽きるかもしれません。

安いからと多めに買った野菜を使い切れず、いつの間にかダメにしてしまうという失敗は、几帳面な人はともかく多くの人が体験しているところではないでしょうか。

袋の中で液状化したキュウリやひからびたキャベツ、黒ずんでしまったニンジンなどなど。

冷蔵庫の奥から変わり果てた姿の野菜が転がりでてくると、農家さんに申し訳ないやら、結果的に損をして悔しいやらで、本当に落ち込みます。
人によっては自炊をやめたくなったり、また同じ失敗をするのではと必要以上に気負ってしまうかもしれません。

それでも、塩もみのやり方を知っていれば大丈夫。
「使い切れないかも?」と思ったら、忘れる前にとりあえず塩でもめばいいのです。

もちろん塩もみ野菜を作ったこと自体を忘れてしまったら本末転倒ですが、「余った時はこうしよう」という選択肢が見えているだけでも、自炊へのハードルはかなり下がるはずです。

塩もみと相性の良い野菜は?

塩もみに合う野菜には、次のようなものが挙げられます。

  • キュウリ
  • 大根
  • ニンジン
  • カブ
  • 新玉ねぎ
  • キャベツ
  • 白菜
  • ナス
  • セロリ
  • ゴーヤ

共通点としては、適度に水分が含まれていることでしょうか。
水分を抜いてぎゅっとかさを減らすことができ、その分食感が向上するものが適しているので、サツマイモのように水分が少なすぎても、トマトのように水分が多すぎても不向きです。
お漬物やピクルスに使われる野菜と言い換えることもできますね。

さらにゴーヤやセロリのようにクセの強い野菜の場合、苦味や香りをまろやかにしてくれる効果も期待できます。

基本の塩もみの作り方

野菜の塩もみ

野菜の種類に限らず、工程は以下の通りです。

1.野菜の重量を計る。

2.野菜を同じ大きさに揃えて切り、ボウルに移す。

3.野菜の重量×1.5~2%の塩をまぶして10分ほど置き、ぎゅっと握って水分をしぼる。

4.清潔なタッパーやチャック付き保存袋などに入れて冷蔵庫で保存する。

切り方は野菜の種類や好みによってさまざまです。
キュウリなら薄切り、大根なら拍子木切り、ニンジンならイチョウ切りや細切りなど。
キャベツや白菜などの葉物はざく切りや千切りのほか、手でひと口大にちぎってもかまいません。
あとで使う時のことをイメージしておきましょう。

コツは一度にたくさんしぼろうとせず、小分けにして強い力で握ることです。

塩もみは冷蔵保存の場合、3日から1週間ほどで使い切りましょう。
生野菜ならしなびてしまう日数ですが、塩もみならおいしく保存できます。

塩もみの活用法

こうして作った野菜の塩もみは、そのまま食べても十分においしいものです。
おろし生姜や柑橘の汁と和えるのもオススメします。

また、以下のようなさまざまな料理に応用することもできます。
その際のポイントは塩もみに含まれる塩分量を考慮して味付けすること。

  • サラダ
  • 酢の物
  • 味噌汁の具
  • 炒めもの
  • 餃子の具

しぼる際に塩分は多少流れていますが、レシピ通りに調味料を使うと塩辛くなることがあるので、味見をしながら調整しましょう。

塩もみ+冷凍保存で長期保存が可能

冷凍保存

これまでは冷蔵保存を前提にご紹介してきましたが、冷凍保存にすれば1ヶ月程度は保存が利きます。

野菜を1~2回の分量に小分けしてラップで平たく包み、さらにチャック付きの保存袋に入れて霜を防止しましょう。

水分の多い野菜はそのままだと冷凍保存に向きませんが、しぼって水分量を減らすことで使いやすくなります。

一度にたくさんの塩もみを作った時は、一部をその日に食べ、残りの半分は冷蔵庫へ、さらに残りは冷凍庫へと保存先を分けるとよいでしょう。

まとめ

野菜と塩、そして保存用の容器や袋があればすぐに始められるテクニックをご紹介しました。

野菜は新鮮なうちに食べたいものですが、塩もみというちょっとした工夫で長持ちさせられますし、効率よく使えます。

ぜひ挑戦してみてくださいね。


ライター

てんむす

大阪府生まれ京都府在住。生き物と食べ物が好き。2019年に行ったドイツ旅行で大きな博物館とおいしいグミに感激し、ドイツ語を勉強中です。

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