紅葉まめ知識(紅葉とは?)
秋が深まると、葉が美しく色づき、やがて散りゆくのは何故?
知ってるようで知らない、紅葉のフシギを簡単に解説!
■ 参考文献 ■
『科学のアルバム88 紅葉のふしぎ』(佐藤有恒著・あかね書房・1985年)
『ジュニア図鑑 色づく葉』(松下まり子著・保育社・1982年)
紅葉って何?
紅葉まめ知識(紅葉とは?)写真
秋が深まり、朝晩の気温が低くなると、木は冬支度として葉と枝の間に“離層”を作り、水や養分を運ぶ管を閉ざします。その結果 、葉が様々な色に変化するのですが、種類により赤くなるもの、黄色くなるもの、褐色になるものがほぼ決まっています。色づいた葉を、一口に紅葉といいますが、黄色くなるものを黄葉(おうよう)、褐色になるものを褐葉(かつよう)ともいいます。葉の中の葉緑素が壊れて緑色が消えると、今まで目立たなかったカロチノイドという黄色い色素が目立ってくるのが黄葉。一方、葉の中にのこった糖分が使われて、アントシアニンという赤い色素ができて葉の細胞内に広がったものが、紅葉です。
| 赤くなる葉 | 黄色くなる葉 | 褐色になる葉 |
| 紅葉は「もみじ」とも読みます。カエデは、紅葉する植物の中で最も美しいために、いつからか、もみじといえばカエデのことをさすようになったそう。カエデの仲間では、ハウチワカエデ、イロハカエデ、トウカエデなどの紅葉が見事。秋、一番に紅葉するのはヤマウルシやハゼノキの仲間。このほか、ナナカマドやニシキギ、ツツジの仲間が特に美しく紅葉します。 | 黄葉する木の代表は、イチョウ。公園や校庭、歩道などによく植えられていますよね。扇形の葉が一斉に黄色くなります。ポプラやプラタナス、ハルニレなども美しく黄葉します。カエデの仲間にも、イタヤカエデやヒトツバカエデのように黄色く色づくものがあります。 | 褐色に色づく葉は、ブナ、ミズナラ、カシワ、クヌギ、コナラ、クリなどブナ科の仲間に多く見られます。その他、カンバ類やケヤキ、トチノキ、ホウノキなども褐色になります。色づいた葉は、やがては落葉します。カシワやクヌギ、アベマキなどは枝についたまま冬を越し、春に新芽が出る頃に落葉します。木の下では、ドングリを拾うことができます。 |
紅葉日・落葉日って何?
気象庁では、各地方気象台の近くに標準木を定め、その木の葉の約8割が紅葉した最初の日を「紅葉日」、約8割が散った日を「落葉日」として、情報を全国に発信しています。主にイロハカエデ、イチョウが標準木とされ、毎年同じ木で観測されています。
紅葉前線って何?
紅葉前線って何?写真
紅葉前線とは、紅葉の進む様子を地図の上に線で結んだもの。イロハカエデの紅葉前線は、約50日で日本列島を南下し、その速度は1日平均約27kmと言われています。
紅葉の見頃は?
紅葉の始まる温度は、明け方の最低気温が6〜7度くらいで始まり、紅葉が始まってから約20〜25日くらいで見頃になります。ただ、紅葉の見頃は各スポット・その年々によってまちまち。現地情報をよ〜くチェックしてから出かけるのがポイント!
紅葉がキレイになる条件って?
紅葉がキレイになる条件って?
鮮やかに美しく色づくためには、
- 昼と夜の寒暖差が大きいこと
- 太陽の紫外線がよく当たること
- 適度な湿気があること
この温度・光・湿気の3つが必要条件です。また、空気の汚れがひどい東京都内のケヤキが、年に4回も落葉したことがあるとか。工場の近くの木や排気ガスが降りかかる木では、あまり美しい紅葉は見られません。
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※『関西紅葉ガイド2009』の情報は2009年10月現在のものです。
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