映画/シネマ

2017年11月17日

かねてから互いに共演を熱望していた井浦 新×瑛太が放つ、衝撃の“闇”。映画『光』舞台挨拶(大阪)レポート

直木賞作家・三浦しをん氏による同名小説が、『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズなどの大森立嗣監督の手により映画化! 大阪・梅田で行われた「日本で最初の上映」に、主演の井浦 新、瑛太、そして大森立嗣監督が登場

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11/8(水)、『シネ・リーブル梅田』(大阪市北区)にて開催された映画『光』(11/25公開)の先行上映会で、主演の井浦 新、瑛太、大森立嗣監督が舞台挨拶を行った。

大きな拍手で迎えられた井浦は、開口一番「皆さん、元気ですか!!!!!!!!!!!!!!!……元気がないと、この映画は最後まで観きれません(笑)。今日が日本で初めての上映になります」と話すと、席を埋め尽くした観客からはどよめきが。

続いて瑛太は「日本で初めて見ていただけるということで、本当に嬉しいです。今から皆さんに想像以上の刺激を与えることが出来るということで、僕はとても幸せです」、大森監督も「お客様がほぼ女性で……心配になってきました。ビックリするような映画なので。でも、大丈夫ですよね、楽しんでいってください!」と挨拶。

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(C) 三浦しをん/集英社・ (C) 2017『光』製作委員会

本作は、徹底的に人間の闇を描いた三浦しをん氏の小説が原作。
東京の離島出身の男女3人が過去の忌まわしい秘密に翻弄される、苛烈なる人間ドラマだ。
「(大森監督が映画化した)しをんさんの『舟を編む』や『まほろ』とは違い、ダークな印象の小説ですが、僕はすごく生命力に溢れた小説だと思った」と、監督自ら三浦氏に直談判し、映画化が実現した。

井浦は「監督がこそっと言った『自分の映画作りの方程式を、一回ぶち壊そうと思うんだ』という言葉が、正直すごく怖かった。今まで大森監督作品に2度参加させていただいたのですが、今までやってきたことなんて通用しないんだろうなと。撮影中、自分自身が“新しい自分”を見ているような感じで芝居をしていたので、完成するまでどんな作品になるか全く予想つきませんでしたね。監督は、芝居を見せろなんて言わない。『お前の心を見せてくれ』と言うんですね。だから、とても疲弊するんです。でも、この心がどんどん磨り減っていく感じが、見事に充実感に変わっていくので、すごくやりがいがありました」と撮影を振り返った。

「冒頭から心拍数が上がって、僕、見てられるかな?と衝撃でした。監督の革命的志向がモロに出ています。ものすごいエネルギーで物語が進んでいくので、作品を観た方も『考える余裕がなかった』とおっしゃってましたし、僕もそう思いましたね」と完成作品の印象を語った瑛太。

監督も「論理的に作っていないので、自分で作って自分でビックリ!」と笑いながらも、「映画を始めた頃の気持ちを試したくなったんです」と明かした。

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互いが「いつか一緒にやりたい」とかねてから熱望し、今回ついに初共演が叶った、井浦と瑛太。

「瑛太くんが好きすぎて、今日も衣装を敢えて同じ色にしたくらい大好き(笑)」と告白(?)した井浦は、「会ったこともなかったのですが、瑛太くんの人間味、人間臭さに興味があった。二度、三度とは言わない、一回きりでもいいから、大森監督のもとで互いの心を削り合うような芝居ができるのは瑛太くんしかいないと直感で感じていました。結果、撮影が進むにつれて、瑛太くんのことがどんどん怖くなっていきました。一緒にやっていると嫌になるほど緊張するんです。それがどんどん愛情に変わっていった。本当に、ありがとうございますと言いたい」と瑛太の熱演に関心しきり。

それを受けて、瑛太も「僕も本当に好きです。大好きです。と言うと、(公開中の映画『ミックス。』のPR活動で)ガッキーに告白した次は井浦新さんか、と書かれちゃうけど(笑)。僕は俳優になる前にモデルをやっていたのですが、その頃から新さんを“こんな格好良い日本人がいるんだ”と本当に尊敬していて。僕と新さんが組んだら、絶対に何かすごいことが起こるんじゃないかと勝手に考えていましたし、監督が大森立嗣さんなら間違いないな、と」と相思相愛の様子。

2人が一番最初に撮ったのは、25年ぶりに再会するシーン。そこから、時系列で順を追いながら撮影を進めていった。

「一番最初が『ゆき兄!』と声をかけるシーンだったのですが、(井浦との共演が)嬉しくて興奮しちゃって、デッカイ声を出しちゃったんですよね」と瑛太が話すと、井浦も「あのシーン、笑っちゃいけないのに、(瑛太との共演が)嬉しくて、素の感情が出てちょっと笑ってる」と裏話を披露。監督は「え!? あれ、演技じゃなかったの!?」と驚いていた。

最後に瑛太が「新さんには、すごい世界に誘(いざな)っていただいた。素晴らしい作品に携わることができて幸せ」と話し、井浦も「とんでもない映画を大森監督が作ってしまいましたので、心して観てください。そして、どんどん広げていただければ」とPR。監督は「俳優たちがすごいいい芝居をしています。(瑛太主演の映画)『ミックス。』よりもミックスしてるんで!」と会場を沸かせ、舞台挨拶は幕を閉じた。

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【STORY】
東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之(福崎那由他)は、幼馴染の美少女、美花(紅甘)と付き合っていた。また、自分を慕い、どこへ行くにも影のように付いて回る10歳の輔(岡田篤哉)も幼馴染。父親から激しい虐待を受ける輔に同情しながらも、信之は輔の存在を疎ましくも思っていた。
ある日の夜、森林の中で美花が男に犯されている姿を目撃した信之は、美花を救うために男を殺してしまう。一部始終を見ていた輔は、信之と美花が去った後、打ち捨てられた男の遺体を写真に収めるのだった。
満月の夜、信之、美花、輔の3人が灯台で美しい月を見上げた直後、美浜島全体を大津波が襲い、全てを消滅させた。生き残ったのは、3人と、ろくでもない大人たちだけだった。
25年後。島を出て、美しい妻・南海子(橋本マナミ)と娘の椿(早坂ひらら)と共に暮らす信之(井浦 新)と、一切の過去を捨てて煌びやかな芸能界で貪欲に生きる美花(長谷川京子)の元へ、25年前の殺人事件の真相を携えた輔(瑛太)が現れ……。
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【公式HP】 http://hi-ka-ri.com/
【原作】 三浦しをん『光』(集英社文庫刊)
【監督・脚本】 大森立嗣
【出演】 井浦 新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ
梅沢昌代 金子清文 中沢青六 足立正生 原田麻由 鈴木晋介 高橋 諒
笠 久美 ペヤンヌマキ 福崎那由他 紅甘 岡田篤哉 早坂ひらら
南 果歩 平田 満  ほか
2017年/日本/2時間17分/R15+
【配給】 ファントム・フィルム
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11/25(土)公開
【大阪】
シネ・リーブル梅田シネマート心斎橋イオンシネマ四條畷
【京都】
京都シネマ
【兵庫】
シネ・リーブル神戸
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