【映画レビュー】観たくなかったけど、観てよかったと心から思う。5/31(金)公開・映画『長いお別れ』。

こんにちは。
サイトウです。

仕事で初めましての方からお電話をいただき、
詳細はメールで送ってくださいと伝えると
「サイトウさまの“サイ”は、どのような漢字ですか?」と聞かれることが多々あります。

会社では「斉藤」を使用していますので、
たいてい「一番シンプルなサイです」と答えます。

本籍は「齊藤」ですが、
友だちに「セミのお腹みたいな字だよね」と言われて以来、
ほとんど書かなくなりました。

夏の終わり、ひっくり返ったセミが突然動き出す、通称「セミファイナル」を食らってからセミ怖い

栄えあるサイトウ勢力図は
第1位:斎藤
第2位:斉藤
第3位:齋藤
第4位:齊藤
だそうですが、
戸籍から抽出できる「サイトウのサイ」は85文字もあるそうです。

ただ、サイトウが一番気になっている「サイトウのサイ」は
よくお仕事をご一緒させていただく別会社の齊藤さんから
「バースデーケーキみたいなサイもありますよ!」と教えてもらったサイです。

sai

サイトウです。

久しぶりに映画のお話を。

5/31(金)公開の映画『長いお別れ』をひと足お先に拝見いたしました。

©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋

©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋

【出演】
蒼井 優 竹内結子 松原智恵子 山﨑 努
北村有起哉 中村倫也 杉田雷麟 蒲田優惟人
【監督】
中野量太
【脚本】
中野量太、大野敏哉
【原作】
『長いお別れ』中島京子(文春文庫 刊)

メガホンをとったのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督。
原作は『小さいおうち』で直木賞を受賞した作家・中島京子さんの同名小説です。

ストーリー

父の70歳の誕生日。
久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。
それぞれの人生の岐路に立たされている姉妹は、思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない父の愛好に気付き前に進んでいく。
ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは……。
(チラシより引用)

「観たくないなぁ」。これが第一印象でした

個人的な話で申し訳ありません。

自分の境遇と重なる「家族のありよう」を描いた映画は、正直苦手です。
もちろん、作り手にそんな意図は一切ないとわかっているのですが、
なんだか「家族とはこうあるべき」、「あなたにはそれができていない」と
“説教”をされているような気分になり、心が疲れてしまうのです。

とくに本作のテーマは「認知症」。
自分の境遇と重なりすぎました。

サブ1

「老いた親と向き合うこと」。

周囲からどんな言葉を並べ立てられても、
このしんどさや苦しみ、葛藤は人それぞれであり、
到底、当事者にしか理解できないものです。

本当は観たくなかった、『長いお別れ』。
もちろん苦しくもあったし、自分と重ね合わせすぎて辛く感じる部分もありました。

でも、観てよかった。
心からそう思いました。

「認知症」はアメリカでは「Long Goodbye(長いお別れ)」とも表現される病

少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく様子から、認知症はアメリカで「Long Goodbye」とも表現されるのだそう。

本作では、認知症を患った父・昇平(山﨑 努)とのお別れまでの「7年間」が描かれています。

サブ3

カフェを開く夢も恋愛もうまくいかず思い悩む次女の芙美(蒼井 優)、夫の転勤で息子とアメリカに住み、慣れない生活に戸惑う長女の麻里(竹内結子)、結婚後、専業主婦として家族を献身的に支えてきた母の曜子(松原智恵子)。

サブ5

それぞれが順風満帆ではないけれど、決して不幸でもない。

そんな等身大の家族が「認知症」と向き合う物語は、
「そうそう!あるある!」とクスッと笑えるシーンなども散りばめられ、
説教臭さなんか一切感じませんでした。

サブ4

親がどんどん忘れていく恐怖、
親子の関係が壊れてしまうのではないかという恐怖、
親が今までできていたことができなくなっていく戸惑い…。

本作では、そんな恐怖や戸惑いに支配される時間だけではない「日常」が描かれていました。

しんどいですけどね。
でも、しんどいことばかりではないということにも焦点が当てられているのです。

もちろん感じ方は人それぞれです。
しんどいことばかりだと感じる方もおられるでしょう。

しかし私は個人的にも、『長いお別れ』、今見ることができて良かったと思います。

親の介護の正解は1つではない。
家族のありかたの正解も1つではない。

サブ8

互いを想うこと。
想いを伝えること。
行動を起こすこと。

「そう、くりまるな」。意味を持たない言葉が、意味を帯びて娘に届いた瞬間に大号泣

サブ2

私が一番好きなシーンはココ。
(予告編にもありますのでチェックしてください!)

芙美は、元同級生でバツイチの道彦(中村倫也)と付き合い始め、結婚も意識していました。
しかし、ある時離婚した妻と娘と楽しそうに過ごす道彦の姿を見て、芙美は終わりを悟ります。

実家で「繋がらないって切ないね」と胸の内を明かし涙する芙美に、昇平がかけた言葉は「そう、くりまるな」。
調べてみましたが、方言でもないのです。

意味を持たない「くりまるな」という言葉が、
芙美の傷ついた心に響く様子は、もう、マジで名シーンです。
泣きすぎて喉乾きました

道彦最高

このシーンの道彦、最高にええ人。そら惚れるわ芙美ちゃん

厚生労働省の発表によると、近い将来、65歳以上の1/5が認知症を発症するのだそうです。
決して他人事ではないんですよね。

覚悟をしろと言っているのではないのです。
でも、少しだけ考えて、家族の存在の想いを馳せるきっかけとなる作品だと思います。
超絶オススメです。

『長いお別れ』
5/31(金)より『TOHOシネマズ 梅田』ほかにて全国ロードショーです。
公式サイト>>http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/

余談
麻里の息子が学校をサボるようになり、
麻里とその旦那さんを学校に呼び出した先生(アメリカ人)の言い放つ「wow」が
中型犬っぽくて最高でした。


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